【Vol.800(2024.06.07)】夏期面談前に、「見た目」と「匂い」を再チェック

6月に入り、塾さんによっては夏期面談がスタートしている時期かと思います。

夏期面談では、夏期講習会の提案だけでなく、
生徒さんの教室での様子や状況などもきめ細かく報告しておきたいですね!

一方で来週あたりにかけて、本州の一部エリアでは梅雨入りしそうな雰囲気です。

あの梅雨のジメジメとした感じ、個人的には本当に苦手です。
服も湿気を吸収し、着た感じがちょっと気持ち悪かったりします。

そんな不快感が上がる時期に突入するからこそ、
夏期面談前にご自身の見た目などを再度意識しておきませんか?

定期的にお届けしているこのテーマですが、それだけ大事だということでもあります。

今回は、これまでにお届けした内容を一部改編してリバイバルでお送りいたしますので、
復習と再確認がてら、ぜひチェックなさってみてください!

さて、人のイメージは「第一印象で9割決まる」とよく言われますが、
私はこれに加え「見た目」と「匂い」もとても大事な要素だと思います。

塾ですから、もちろん成績アップや志望校合格がミッションの大前提ではあるのですが、
「成績がアップすれば、塾長や講師の見た目も適当で、臭くてもいい」とは言えません。

私も一人の親として、そんな考えの塾長さんがいる塾へ娘を通わせたくないです。

特に、中高生の生徒さんたちは多感な年ごろ。

清潔感のない先生には生理的に嫌悪感を抱きますし、
そんな先生から指導を受けてもなかなかモチベーションは上がらないでしょう。

生徒さんは先生に気を遣って、面と向かってイヤだ」とは言いませんが、
家や学校では本音を暴露しているかもしれません。

最悪の場合、生徒さんの成績が伸びない要因の一つが
先生から受ける生理的不快感である可能性もありますので、
ちょっと一緒に見た目と匂いについて考えていきましょう!

私が考える「見た目と匂い」のポイントは下記の4つとなります。

(1)顔の清潔感(髪・眉・耳毛・鼻毛・ヒゲ・ヒゲの剃り残し)
(2)服装の清潔感(シャツ・ズボン)
(3)汗の匂い・服についた匂い
(4)体臭・口臭

では、一つずつ解説していきますね!

(1)顔の清潔感(髪・眉・耳毛・鼻毛・ヒゲ・ヒゲの剃り残し)

もしあなたの顔がどれだけ美男美女でも、
髪がボサボサで眉カットもせずに鼻毛が出ていたらさすがに印象は良くないです。

生まれ持ったルックスではなく、小奇麗にできているかどうかの問題ですね。

ただ、別に難しいことではありません。

・1ヶ月ごとに美容室へ行く
・眉を整える
・耳毛・鼻毛は出ないようにカットする
・無精ヒゲや剃り残しのないように気をつける
・不摂生な生活をしないようにする

などを日々心がけるだけで、十分に清潔感の顔は作れます!

普段、生徒さんに躾やマナーについて厳しくご指導されている先生もおられると思いますが、
鼻毛ボーボーで髪ボサボサの人に言われたくないですよね。

こんなふうに厳しく指摘するのは心が痛むのですが、
実際のところ塾業界では、こうした当たり前のことにさえ無頓着な大人が多いと感じます。

ただ逆に、そういう人が多いからこそ
「身なりをちゃんとするだけで優位に立てる」と考えることもできると思いませんか?

また、清潔感とは少しずれますが、「さわやかさ」も清潔感に含めるなら、
普段から口角を上げるようにしておくといいですよ。

自然と笑顔が作れて、印象も良くなります。

こうしたことを意識するだけで、入塾率や成績向上に良い影響があるのなら、
やらない選択肢はないと思います。

(2)服装の清潔感(シャツ・ズボン)

私は教室では、Yシャツとスボンが基本のスタイルです。
Yシャツは白色か淡い青色で、冬は上にセーターかカーディガンを羽織ります。

さて、あなたのYシャツはいかがでしょう。

よれよれになっていませんか?
「まあちょっとくらい」と何日も同じものを着続けていませんか?
襟や袖に、こびりついた汗染みはできていませんか?

これからの季節、Yシャツやスボンは湿気が原因でカビやバイキンが繁殖しやすくなり、
いやな匂いの温床になりがちです。

「まだ汚れてないから」と、洗濯せずに服を使い回すこともあるかもしれませんが、
せめて「Yシャツは2回(日)まで、ズボンは3回(日)まで」といったように
短期間で交換していく習慣をつけることをお勧めします。

また、Yシャツやスボンも数年間使い続けていれば、
当然ながら全体的に劣化して毛羽立ちやほつれが出てきます。

白いYシャツも、使いすぎてクリーム色っぽい白になっていませんか。

頻繁に買い替えるのもお金がかかりますから、
個人的には、高いものでなくてもいいので、
毎年新品のYシャツやズボンを購入するのがお勧めです。

ちなみに私は、春先にYシャツ(8着)とズボン(4着)を購入し、
1年ごとに交換するのがローテーションになっています。

知人にはオシャレ塾長さんも多い中で具体的な金額を出すのも恥ずかしいのですが、
私が買っているのは、Yシャツは1着1,500〜3,000円、
ズボンでも1着3,000~4,000円ほどの安物です。

とっても安上がりなのに新しいものを着ることができるので、
結構テンションが上がりますよ。

正直なところ、私には20,000円のYシャツと2,000円のYシャツの違いを
見分けるセンスはないようなので、清潔感さえあればこれで十分です。

20,000円のシャツを毎年何着も買い換えられる財力のある塾長さんは、
もちろんそれでもいいと思います。私もそのレベルにまで到達したいです!

(3)汗の匂い・服についた匂い

見た目と同じくらい大事なのが匂いです。

個別指導塾の場合、指導時における先生(講師)と生徒さんとの物理的距離は近くなります。
だいたい30~50cmくらいでしょうか。

特に気を付けないといけないのが、体臭や衣服に染みついた匂いは、
自分が思っているよりも他の人には分かるものだということです。

例えば服についたタバコの匂いなどは、
喫煙者ご本人は気付きにくくても、非喫煙者は敏感で一瞬で分かりますよね。

汗をかいた後や、焼肉、お酒の匂いなどもそうです。

せっかく顔周りや服装をきちんとしたのに、匂いが強いとすべてが台無しですよ。

自分の匂いは自分では気づきにくいわけですから、
「なんらかの匂いが出ているかも?」と認識しておくことが大切です。

特に、衣服についた匂いをそのままにしておくのは良くありません。

汗をかいたり、喫煙OKの飲食店や焼肉屋さんに行ったときに着ていた服は、
自分ではあまり気にならなくても、使いまわさずに、
絶対に洗濯やクリーニングをしてから着るようにしましょう。

(4)体臭・口臭

もともとの体臭は、体質的なものがあるので仕方ないとは思うのですが、
できればワキガはできる範囲の対策しておいたほうが良いでしょう。

体臭に体質や個人差があるように、匂いの感じ方にも個人差があります。

したがって、ワキガの人が悪いわけではないのですが、
ワキガの匂いが体質的にどうしても苦手な生徒さんもいるのです。

こうなると授業どころではありません。

ワキガであろうとなかろうと(自分では気づきにくいし、相手も指摘しにくいので)、
制汗スプレーを毎日シュッシュする習慣をつけておくだけでも違うと思います。

足の匂いも気になる人は、足用の制汗スプレーも使うといいのではないでしょうか。

口臭もしかりです。
口臭の原因はさまざまですが、ぜひ1度こちらをご覧ください。

<ハミガキしても臭う!しつこい口臭の原因はカラダの熱!?>
https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=3140

口臭の予防策としては、

・しっかりと歯磨きをする
・薬用マウスウォッシュで口内殺菌
・こまめに水を飲み唾液の分泌を促す
・規則正しい生活を心がける
・定期的に歯科検診に行く

などを心がけていきましょう。

間違っても、仕事のある日の昼食にニンニクなどを食べることは控えてくださいね。
カレーも個人的には微妙かなと思います。

ニンニクもカレーも美味しいですし(私も大好きです)、
「食べ物くらい好きなものを食べさせて!」という気持ちも分からないではないですが、
ここはグッとこらえて、その分、休みの日に思いっきり食べてください!

いかがでしたか。

「当たり前のことを当たり前にしましょう」という、簡単な内容です。

しかし、繰り返しになりますが、学習塾業界はそれができていない人も少なくないぶん、
当たり前のことをするだけで優位に立ててしまうことがあります。

保護者さん(特にお母さま)から、
「清潔感があっていいわね。笑顔もステキ」と言われるように何ができるか考えてみましょう。

そうすれば、かなりレベルがアップするはずです。

もちろん保護者さんが来るから対策するのではなく、
面談のない日常のときから対策しておくのが基本です。

貴塾が、ますます清潔感たっぷりのさわやかな塾になることを願っています!

【今回のまとめ】
・見た目や匂いを意識するだけで、塾業界は得をする
・当たり前のことを当たり前に行う

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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