【Vol.808(2024.07.05)】「国語が苦手だから理系」で本当に良いの?

多くの高1生は、夏休み明けごろをメドに文系・理系の選択をすることになります。

このときみなさんは、生徒さんたちにどういったアプローチをおこなっておられますか?

こちらからアプローチしなければ、
「国語が苦手だから理系にしました」や「数学なんてやりたくないから文系にする」
といった基準で選ぶ生徒さんも多いのではないでしょうか。

好きだから選ぶというより、嫌いなものを避けるために選ぶ感じです。

私自身、高校生のときは
国語が壊滅的にできないタイプで(自分の答えが正しいと思っていた派)、
何の迷いもなく理系にしました。

もともとは学校の先生になりたかったのですが、
高2〜3の時に何かの拍子で農学や生物学に興味をもち、生物理工学部に進学しています。

結果的に理系でよかったと言えますが、
あくまで結果論であり、たまたま運が良かっただけいうとレベルです。

本来は、ちゃんと考えた上で文理選択をするのが理想であり、
高1の夏休みに大学や学部・学科、職業などいろんな情報を仕入れ、
もっとシビアに判断しないといけないと思います。

生徒さんの人生を左右すると言っても過言ではありません。

安易に「国語(数学)が嫌いだから理系(文系)」といった選び方をすると、
結構な高確率でミスマッチがおきます。

「文系(理系)に行くんじゃなかった」という後悔や、大学受験時に
「自分が行きたい大学を受けるには履修科目が足りない(と後から分かった)」などです。

そういう感覚で文理を選ぶ考え方だと、学部選びに関しても、
「文系だからなんとなく経済学部」とか「理系だから工学部」といった選び方をしがちです。

高等部を運営している塾であれば、
こうした文理選択にも適切なアドバイスができなくてはいけません。

生徒さんが、論理的に文理選択の理由を述べられるくらいの
進路アドバイスや情報提供をすることが責務だと思います。

実際、高1なんて、この前まで中学生だったわけですから、
持っている情報や視野なんて知れています。

自分が触れてきたもの、見てきたもの、近くにいたロールモデルでしか判断できません。
それが彼らにとって「世界のすべて」なのです。

余談ですが、こちらの記事をご覧ください。

【小学生の将来なりたい職業、「YouTuber」を抑えて1位になったのは?】
https://news.mynavi.jp/article/20240219-2886574/

たかだか(と言うと表現は悪いですが)十数年生きてきて、
その間に見たり触れたりしてきた職業ばかりです。

要はそれしか知らず、本当に狭い中で決めているとも言えます。
たとえば「絵画修復士」なんてめったに言わないですよね(笑)。

厚労省の定義によると、日本には約18,000もの職種があるそうですし、
まず私たちがしなければいけないのは、知見を広げるサポートをすることです。

正直なところ、web上には山ほど情報が転がっているので、
私たちがそれをしっかり活用するかどうかだけの違いだと思います。

【仕事の種類一覧を紹介】
https://shares.shelikes.jp/posts/4951005

書籍でもたくさん出ています。

「仕事 種類」や「仕事 図鑑」などで検索して購入してみてください。
書店で軽く流し読みしていみて、分かりやすいものを購入するのもありですね。

ぜひ1冊読み込んで、あなた自身の知識にしてみましょう。

また、生徒さんが大学進学を考えているのであれば、
学部・学科を詳しく掘り下げて伝える必要があります。

シンプルなところで、経済学と経営学の違いですよね。

名前は似ていますが非なるものです。
みなさんは急に聞かれた時に説明できますか??

進路指導も、大学や学部・学科などは、Web上で簡単に探せます。
また、大学のホームページを見て研究内容などを調べるのもいいですね。

加えて、餅は餅屋の精神で、専門家に教えてもらえば鬼に金棒です。

そこで、今回みなさんに大プレゼントがあります(実はここからが本題です・笑)。

日頃からセミナーでお世話になっている「日本の大学全部行った男」山内太地先生に
「進路指導にそのまま使える!本当に納得できる大学選びの方法」というテーマで、
高1~2向けの動画を作成していただきました!

山内先生もめちゃくちゃお忙しいなか、快く引き受けてくださり本当に感謝です。

今までは、塾経営者(従事者)向けにご講演いただいていましたが、
今回はリアルな話をそのまま高校生に聞いてもらえる内容です!

制作は株式会社POPERさんの協力も得ており、視聴はなんと無料です!!
いや、本当に私たちを褒めてほしいです(笑)。

今回は録画済みの動画ですので、お申し込みいただければ、視聴URLをお送りいたします。
そのURLを高1~2の生徒のみなさんにシェアしてあげてください。

保護者さんに見ていただくのも効果的だと思いますよ。

「こういうアドバイスもしてもらえる(動画を見せてもらえる)のね」と、
あなたの塾の信頼度も高まるはずです。

もちろん、社内スタッフにも共有していただいてけっこうです。
ぜひみなさんの指導サポートの質を高めてください!

<日本の大学全部行った男・山内太地先生 高1・2向けセミナー>
■テーマ   : 進路指導にそのまま使える!本当に納得できる大学選びの方法
■対 象   : あなたの塾に通う高1・2生とその保護者
■費 用   : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/2024-2-3/
※申し込み後、視聴URLをお送りします。その視聴URLを生徒さんにお送りください。

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【山内太地(やまうち・たいじ)先生 プロフィール】

株式会社最新学習歴 代表取締役

1978年岐阜県生まれ。学校経営コンサルタント、教育YouTuber。東洋大学社会学部卒業。
理想の大学教育を求め、日本全国約800大学をすべて訪問。
海外は14か国3地域約100大学を取材し、全国の高校で年間約150回の進路講演を実施。
大学・高校の経営コンサルティング業も行う。
編集者としては20万部のベストセラーを出し、最も売れた著書は7万2千部。
YouTubeは3,000万再生、X(旧Twitter)はフォロワー2万3千人と、
様々なメディアを使いこなす。

X(旧Twitter) : @yamauchitaiji

https://twitter.com/yamauchitaiji
https://tyamauch.exblog.jp
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【今回のまとめ】
・高1~2に進路指導できる知識を身につけよう!

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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