【Vol.844(2024.11.08)】優秀な学生講師を採用・育成するためのポイント(セミナー)

弊塾では、ありがたいことに毎年50件程度の講師応募があります。
しかも、手前味噌ながら、人間性もめちゃくちゃ素晴らしい学生講師たちばかりです。

もちろん勝手に応募があるわけでも、育ってくれているわけでもなく、
それぞれ一生懸命工夫していろいろな施策を行った上での結果です。

個別指導塾は講師が「商品」といっても過言ではありません。
その商品の質を高めるために、いかにいい人材を確保するかがポイントになります。

そのため大げさではなく、私は社運や命をかける思いで
講師採用と研修に取り組んでいるつもりです。

費用だって惜しまず投資しています。

そうした経験をふまえ、今年の1月、
教室運営システム「Comiru(コミル)」の株式会社POPERさん主催で
「応募数増加から始める優秀な学生講師の採用手法」というテーマで
セミナー講演をさせていただきました。

当メルマガ読者の方もご参加いただいた先生方もいらっしゃるかもしれませんね。

今回ご案内するのは、そこにさらなるアップデートを加えた内容に加え、
採用した講師の「育成法」にもスポットを当てて開催する「講師採用&育成」セミナーです!

ちょうど弊社単体の有料セミナーとして実施を考えていた矢先に
POPERさんからお声がけをいただき、
共催の無料セミナーの形で届けできることになりました!

ちょっと早めのクリスマスプレゼントということで、
内容は有料級のセミナーが無料開催となりますので、ぜひご参加ください!

基本的には、弊塾で実際に行っている講師募集や育成方法をご紹介する形です。

みなさんの教室に完全にマッチするかは分かりませんが、
弊塾が17年ほど教室運営できているという事実からも、
やり方としては間違っていないはずです。

特に講師募集の取り組みへの熱量は、
日本トップクラスだと自負しています(私より熱量ある方にお会いしたことがないので)。

また、育成に関しては、特に採用してからの2〜3ヶ月の研修が、
良い講師となるかどうかの分かれ目だと感じています。

A4・A5クラスのお肉という素材の良さをどう生かすかは、
料理人の腕次第といったところでしょうか。

料理人が下手では、どんないいお肉でもおいしくなくなるものです。
具体的にどんな研修を行なっているのか、包み隠さずお伝えいたします!

「良い人材の確保」と「きちんとした研修」の2本柱が、
優秀な学生講師として働いてもらうポイントです。

加えて、採用後のミスマッチに対応していくための手法もお伝えします。

期待して採用した講師が「思った以上に微妙だった」といったケースは、
弊塾でも山ほど経験があります。

「採用した手前、微妙でも雇い続けないといけない」のは
お互いにとってデメリットでしかありません。

面接だけで100%見極めることができればベストですが、それは不可能でしょう。

以前に読んだことのある記事で、「3万人以上面接した」という人事の神様みたいな人でも、
2割くらいは失敗があると書かれていました。

したがって、「ミスマッチはあるもの」という前提で、
採用後の対応を準備しておくことも必要なのです。

そうした場合、1年単位の契約期間を最初から結んでしまうと、
お互いにメリットがありません。

しっかり研修する仕組みを作りつつも、研修期間の中で見極めをして
合わないようなら雇用を見直すような仕組みも作っています。

繰り返しになりますが、個別指導塾のキモは
直接的に生徒さんに接する立場にある(指導する)「講師」の質です。

そこで弊塾では、講師の質を高める方法として、
まずは「講師応募数を増やす」こと、そして「きちんと研修を行うこと」を大切にしています。

分母を増やしてしっかり研修を行うことで、
優秀な学生講師に勤務してもらう可能性を高めているわけです。

確かに、応募数だけが多くても良い人材がいなければ意味はありませんが、
応募数が多いと、こちらも心の余裕を持って面接・採用を行うことができます。

妥協せずに採用活動を行えますからね。

弊塾が求める人物像は
「コミュニケーション力があって、人の気持ちに寄り添え、さらに学力が高い」ことですが、
正直なところ、かなり厳しい条件を設定していると思います。

今年もすでに47件の応募がありましたが、
その中から厳選して、本採用に至ったのは1名のみです。

現時点で採用率2.1%ということになります。

ずいぶん強気な採用だなと思われるかもしれませんが、
それも相応の応募数があるからこそできることです。

逆に、応募数が少ないと、採用する塾側にも心理的余裕がなくなります。

人材的評価がいまひとつであっても、目先の人員充足を考えると
採用せざるを得ないケースが増えるでしょう。

しかし、そういう人材は得てして予想通りの仕事ぶりになりがちです。

場合によってはトラブルを引き起こすなど、
顧客満足度の低下や退塾、生徒数減につながります。

当然と言えば当然ですが、人材募集のスパイラルは非常に明快です。

「応募数が多い」→「厳しい基準でも良い人材を採用できる」→「研修でさらにレベルアップ」→
「生徒さんが楽しく授業を受ける」→「成績アップ」→「教室満足度アップ」→「生徒数アップ」

「応募数が少ない」→「採用基準を妥協せざるを得ない」→「研修にも限界を感じる」→
「授業の質が低い」→「成績アップしない・交代希望が増える」→「教室満足度低下・退塾」→
「生徒数減」

基本的にはこのどちらかでしょう。

また、講師が少ない(足りない)と、社員が授業を行うことが増えがちです。

本来の社員の仕事は、教室が円滑に回るようにマネジメントすることであって、
勉強を教えることではありません。

保護者さんへの電話連絡や、生徒さんとの1on1ミーティングなどは、
塾運営に欠かせない要素ですが、社員が授業を担当することで
それらの時間がおろそかになれば、結局は教室の満足度が低下していきます。

だからこそ、できる限り講師応募の数を増やし、
安定して質の高い講師を確保し続けることが必要なのです。

本セミナーでは、これらをまとめる形で、
弊塾が応募数増のために取り組んでいること、採用後の研修内容を、
包み隠さずできるだけ具体的にお伝えします。

・優秀な講師の採用・育成に苦戦している
・卒業生の採用だけでは講師の数が足りないが、外部から良い講師を採用する方法が分からない
・良い講師を採用したいけれども、応募が少なくて採用できない
・外部から講師を採用したけれど、どうやって育成したらいいか分からない

などでお困りの方には、お役に立てるのではないかと思います。

入試シーズンに突入しますが今からしっかり準備をして、
特にニーズの高まる来年春にはたくさんの応募を作り出して
良い人材を採用できるようにしていきましょう!

特に講師採用は3〜6月で決まるといっても過言ではありません。

なお、今回のセミナーは、個人塾向けや小中規模塾向けの内容となっておりますので、
その点はあらかじめご了承ください(大手塾さんでも参考になる部分はあるとは思いますが)。

また、アーカイブの提供はございません!

私も本気で今回のセミナーに取り組みますので、
日程を調整してでも参加して聞きたい!という熱量の高い方のみご参加ください。

「教室を良くしたい」「いい講師でいっぱいの教室にしたい」という
熱い思いをお持ちのみなさんのご参加、お待ちしております!

<外部からも優秀な学生講師を採用・育成するためのポイント>

■日 程   : 12月5日(木)11:00~12:30
■配信方法 : Zoomを使ったウェビナー
■対 象 : 学習塾関係者(塾オーナー・塾長・教室長・社員・講師スタッフなど)
 ※アーカイブ(後日視聴)はありません。
■受講費用 : 無料
■申 込 : https://contents.comiru.jp/seminar/20241205-3/
 ※塾内で複数名参加の場合、1名ずつお申し込みください
 ※申込情報は株式会社POPERと共有いたします

【今回のまとめ】
・弊塾流、講師応募の極意をお伝えします!
・講師応募が少なく、お困りの方へのヒントに

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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