【Vol.981(2026.02.13)】新年度に向けて(後編)

前回に引き続き、「新年度に向けて」というテーマでお届けします。

今回は後編となり、前編では、新年度に向けた5つの取り組みポイントのうち
下記の3つを取り上げました。

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(1)生徒数推移&売上・利益目標
(2)学年別比率
(3)広告関連(デザイン・予算)
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詳しくはこちらから!

【新年度に向けて(前編)】
https://r-partners.jp/1925/

後編では、下記の2つのポイントをお伝えしていきます。

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(4)講師採用
(5)年間カレンダー
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では早速いきましょう!

(4)講師採用

当メルマガでいつもお伝えしていることですが、
個別指導塾の場合、指導する講師が「教室の顔」です。

採用には全力を投じ、コミュニケーション力があり人情味あふれる講師を採用しましょう。

最低でも「来年」卒業する(ポイント:今年ではありませんよ!)講師の人数分は、
今年中に採用しておく必要があります。

一方で、「塾講師をしたい!」と応募してくる優秀な人材は
だんだん減ってきているように感じます。

「塾講師=ブラックバイト」というイメージの先行や、
他のバイトと比べて特段に高時給ではなくなった影響があるのかもしれません。
(場合によっては、居酒屋さんの時給のほうが高いケースも?)

いずれにせよ、昔のように憧れの職種ではなくなってしまった感があります。

それについては、塾講師のイメージを下げた塾業界全体の責任でもあるとも言え、
大いに反省と改善が必要です。

それでも「人に伝えるのが好き」「学校の先生を目指しているので指導力を磨きたい」という
人材は必ず存在するので、その人たちに向けてしっかりと自塾をアピールしたいところです。

生々しい話をすれば、いい人材を取ったもの勝ちですから、
大手塾さんほど講師採用にたくさんのお金をかけていきます。

予算勝負になると個人塾には限界がありますが、
工夫次第で費用の何倍もの成果を出すこともできるので、やはり手を抜いてはいけません。

まず、Web媒体や塾講師専用媒体(塾講師〇〇といったサイト)に掲載するのはマストです。

さらに、塾講師専用媒体では、こちらから登録者に向けてメッセージを送れる
「オファーメール」機能も搭載されているケースも多いです。

待っているだけではほぼ反応はないので、ぜひオファーメールを使って、
こちらからラブレターを送るようにしましょう。

それだけでも反応率が何倍も変わります。

また、大学の掲示板へ求人広告も出してみるもの多いにアリです。
直接アプローチできますからね。

加えて、学生の部活やサークル、委員会などが、
学祭などのイベントを開催するために企業協賛を求めているケースもありますので、
そこに手をあげてみる(広告出稿する)のも一つの手です。

弊塾では、大学の新入生に配布するオリエンテーション冊子の裏表紙に
講師募集の案内を掲載したこともあります。

狙い通り、配布から1週間で5〜6件ほど問い合わせがありましたよ。

もちろん、大学周辺には一人暮らしをしている学生がたくさんいますので、
ワンルームマンションに講師募集チラシのポスティングを行うこともお勧めです。

感覚値ですが、1000枚ポスティングすると1件の問い合わせがありますので、
私は「よし!3000枚ポスティングを行なって、3件の問い合わせを作り出そう」と
自分を鼓舞して取り組んでいます。

このように、できることは山ほどあるわけで、とにかく弊塾では、
生徒募集以上に講師募集にお金をかけるイメージです。

もちろん満足のいく時給を提示する必要もありますし、
「職場が楽しい」「やりがいがある」「雰囲気が良い」「社員と信頼関係を持てる」などの
要素も大切になってきます。

いくら時給が高くても、殺伐とした雰囲気の職場で4年間働こうという人は稀ですからね。

ところで、大学生が「アルバイトをしよう(探そう)」という意欲は
だいたい3~6月ごろにピークを迎えます。

特に4月から入学する新1年生はアルバイトを探しますから、
私たちのことを少しでも知ってもらえるよう、この時期を逃さず求人活動を行ってくださいね。

3〜6月で講師採用がうまくいかないと、いい人材を確保するのは相当難しくなります。

講師がすべてと言っても過言ではない個別指導塾は、
求人ニーズのある月に集中してしっかりお金を投下すべきです。

また、ワンオペで教室を回されている個人塾長さんであれば
週2〜3日、1日数時間でも勤務してくださる
パートさんの採用も考えてみてはいかがでしょうか。

自分以外でもできる仕事をパートさんに任せることで、時間に余裕ができ、
新たな取り組みなどを行うことができます。

「小規模場ワンオペ塾がそこまでしなくても(自分でできる)」と思われるかもしれませんが、
同じことをずっとしていても、加齢によりパフォーマンスはどうしても落ちますし、
ワンオペ塾さんだからこそ、パートさんの採用はマストかもしれません。

パート代の何倍もの成果を出すことができるはずです。

(5)年間カレンダー

来年度の年間カレンダー(休校日など、年間のスケジュールを記載したもの)は
もう作られていますか?

GWやお盆、年末年始などの休校日などを設定して、
2月末には現生徒さんや保護者さんへお渡しできるようにしましょう。

このあたり、大手さんはさすがにきちっとされていて、すでに作られているはずです。
個人塾ほどつい後回しになりがちです。

私は年間カレンダーを作成するのが大好きです。

いい意味で自分の都合に合わせて
「休校日」や「通常授業なしの自習日」などを設定できるからです。

今年のGWは飛び石気味の日程ですが、
それでも5月2日(土)~5月6日(水)までしっかりお休みを取る予定にしています。

ただ、お休みといっても通常授業がないだけで、自習室の利用日は設ける予定です。

社員やスタッフが持ち回りで教室を開けるようにはして、
高3受験生が勉強できる環境を作ります。

弊塾は高3受験生が多いため、常に教室が開いていて
自習できる環境がウリとなっている部分もあるためです。

来年度も年間345日程度開校予定です(数年前までは360日でした・笑)。

また、年間カレンダーを作るときにワクワクするのが、5週ある月です。

塾業界では昔から、1年を48週(4週×12月)とシンプルに設定し、
5週目にあたる月末の29日・30日・31日は調整休みという謎ルールがありました。

今でもあるのでしょうか?

しかし弊塾では、ひと月で同じ曜日が5週(5回)ある場合は、
週1回コースでも、月4回ではなく月5回の授業を実施し、授業料も5回分を請求します。

そうすることで年50~51週を確保でき、単純に売上が5~6%アップします。

仮に年間売上が3,000万円だったとするなら、
それが3,180万円になるわけですからバカにできませんよ。

特段の大きな投資やリスクを伴うチャレンジをしなくても、
5~6%売上がアップするのは大きいです。

5週目がある場合は、できる限り教室を開けて通常授業を入れることをお勧めします。
ボディブローのようにいい感じで効いてきますよ。

いかがでしたでしょうか。

忙しい時期ではありますが、新年度に向けた準備も並行して進めていきましょう。

そして、新年度のスタートダッシュを決め、GWに好きなだけエンジョイしましょうね!

【今回のまとめ】
・入試前でも、今のうちに次年度の準備を
・今きちんとやっておき、気持ちよくGWを迎えましょう

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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