【Vol.1052(2026.10.21)】冬期面談に入る前に要チェック!保護者さんが見ている30項目

11月になると、冬季面談を実施している塾さんも多いと思います。
早いところではすでに始められている塾さんもあるかもしれませんね。

冬季面談では、2学期の生徒さんの様子や進捗報告に加え、冬期講習会の提案、
受験生は入試までの流れなどを丁寧にお伝えしなければなりません。

余談ですが、入試までの流れなど、全体に伝える内容は保護者説明会を実施したり、
説明会の動画を撮影しアーカイブ配信するなどして、
面談そのものの時間をしっかり確保することを重視しましょう。

そうすれば、面談の際に本当に必要なことをコンパクトに話でき、非常に効率的ですよ。

さて、閑話休題。

面談の実施は、保護者さんからすると、教室に訪問する滅多にない機会ですから、
私たちが思っている以上に色々と教室内を見ておられるものです。

教室の雰囲気や私たちの接し方次第で、印象は良くも悪くもなります。

せっかく来ていただくのですから、
「この塾だったら安心して我が子を預けられるわね」と思っていただきたいですし、
こちら側の提案も気持ちよく受け入れていただけるようにしたいところです。

そこで今回は「(面談時などに)保護者さんが見ているポイント」を
チェックリスト方式でお伝えしたいと思います。

3年ほど前にもお送りしたテーマですが、我ながらよくまとまった内容でしたので、
新たに読者になってくださった方や、復習したいという方に向けて、
一部改編してリバイバルでお届けいたしますね。

私の主観による部分はありますが、
「私が保護者だったらこの部分を見る」という観点でまとめてみました。

前回同様、計30項目です。
多少の加筆はしましたがほぼそのままです。

チェックが多ければ多いほど「ヤバイ」ということですので、ぜひ確認なさってみてください!

<教室編>
□ダンボールが見えるところに置いてある
□目に見えるゴミが落ちている
□面談机が指紋で汚れている
□教室扉(特にガラス面)が汚れている
□タイルカーペットや床のシミが目立つ
□社員デスクに教材やプリントが山積みになっている
□教材棚が整理整頓できていない
□蛍光灯の色が統一されていない
□掲示物に過去の(不要な)お知らせがそのまま残っている
□自転車置き場の自転車の整頓を行っていない
□あらゆるところに埃が溜まっている

<身だしなみ編>
□髪を切ってから2ヶ月以上経っている
□シャツの裾が垢で汚れている
□眉毛を整えていない
□鼻毛・耳毛が出ている
□無精ヒゲが生えている
□口角も上げず、無愛想
□セーターのヨレや毛玉が多い
□ズボンがシワだらけ
□爪をきれいに切っていない(噛んでギザギザなど)
□顔のスキンケアをしてなくて、肌がカサカサ
□お昼ごはんに刺激が強い(ニンニク・ニラなど)食べ物を食べる
□保護者さんがマスクをしていても、マスクをしない

<その他編>
□面談で使用するタブレット(教室紹介の動画など)のケースがボロボロ
□面談で使用するタブレットが指紋でベトベト
□保護者さんが来られた際、講師が挨拶をしない
□面談があることを、当日出勤予定のスタッフ全員で共有できていない
□教室特有のモワッとした臭いがある
□空気の入れ替えを定期的に行っていない
□コピーした書類を何度もコピーして使用。文字が歪んだり、薄く不鮮明になったりしている

いかがでしたか。チェック数別の評価はこちらです。

・0~5 ・・・非常に好印象です。併せて退塾も少ないはずです。
・6~10 ・・・あと一息でさらに印象が良くなります。チェック数を減らしましょう
・11~15 ・・・黄色信号です。どこにでもある普通の塾なので、好印象と言うには程遠いです
・16以上 ・・・面談すればするほどマイナスの影響を与えているかも。根本的に手直しが必要

厳しい(細かい)と感じられるかもしれませんが、
弊塾も0~5になるように日頃から心がけています。

チェック数が多い塾さんは、塾の印象を良くする機会を自ら損失していて、
単純にもったいないということに気づいていただきたいです。

毎日同じ職場に来て、同じルーティンで仕事をしていると、
なんでもそれが当たり前のように見えてきます。

しかし、自分が普通だと思っていることも、
普段そこにいない保護者さんから見れば非常識だったりすることもあるものです。

「自分の常識は非常識」という意識は日頃から持っておくぐらいでちょうどよいと思います。

確かに「自分では気づきにくい」というのは難しいポイントでしょう。

講師やスタッフの目線で指摘してもらおうにも、彼らもそれに慣れてしまい、
違和に鈍感になっているかもしれません。

そんなときは、自分が好きなお店を想像してみてください。

そして、そのお店はなぜ好きなのかを言語化したり、
雰囲気でマネできるところはないかなどを観察したりする
習慣をつけるとよいかもしれません。

逆に、自分が「いやだな」と感じたお店も、なぜそう感じたのか分析してみましょう。

例えばダンボールが山積みの美容室に積極的に「また行きたい」とは思わないはずですし、
超高級ホテルのリッツカールトンなら絶対にそんなことはしないはずです。

もし「塾だから許される・大目に見てもらえる」という考えが少しでもあるのだとしたら、
その発想はすぐにでも改めるべきでしょう。

塾は教育を介したサービス業であるという意識を持たなければいけません。

最近はずいぶんマシになったとは思いますが、残念ながら学習塾業界は他業種に比べ、
サービス産業であるという意識が低いような印象があります。

「成績が上がればそれでいい」、「月謝の対価は授業」という
職人的な考えも分からなくはないですが、
本当に突き抜けた圧倒的なカリスマ先生でもなければ、
現実的な事業としての存続は難しいでしょう。

やはり、「人に何らかをサービスを提供し、その対価を得る」ことを仕事にする以上、
最低限やっておくべきマナーや常識はあるでしょう。

しかし逆に、そこが徹底できてないのが塾業界だとするならば、
きちんと掃除しておくとか、礼儀正しく接遇するとか、
当たり前のことをやっておくだけでも評価は上がると言えます。

それで競合他塾さんに差が付けられるなら、むしろ楽だと思いませんか?

塾としての教務力よりサービスで見栄えをよくすることが大事だと言いたいのではなく、
教務力以外の簡単なことで、わざわざ損をする必要はないということですね。

そもそも、保護者さんが来られない時期であっても、
1年中きちんとした環境を作っておくのが当然なのですが、
せっかく保護者さんという大切なお客様を迎え入れるタイミングですので、
これをチャンスと捉え、「重要度と緊急度が高い」このタイミングで行動に移してみませんか。

こういう意識で取り組んでいくことで、
満足度がアップして、3ヶ月後・半年後の退塾が減っていくのです。

いかがでしょうか?

ちょっとしたことで改善できる項目ばかりだと思います。

アイドルや俳優さんのような整った顔立ちにはなれなくても、
身だしなみを意識するだけで清潔感は上がりますし、対人印象もよくなるものです。

教室内部に関しても、いらないものを断捨離しまくれば相当すっきりします。

まだ必要そうに見えても、1ヶ月以上動かなかった(触れなかった)ものは
たいてい、いや絶対に捨てても大丈夫です(笑)。

スタッフや学生講師と相談して、
彼らのセンスも借りながら一緒に教室の整理整頓していくのもおすすめです!

気持ちよく保護者さんを迎え入れ、気持ちよくお帰りいただけるようにしましょう。
それが生徒さん・保護者さん・教室側すべてがハッピーになるポイントです!

【今回のまとめ】
・塾は当たり前のことを当たり前にするだけで得をする
・生徒さんだけでなく、保護者さんも大切なお客さま

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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