【Vol.589(2022.05.25)】ポスティング用チラシの考察

この1ヶ月、ポスティングをし続けています。

そこで、弊塾でのポスティングにまつわるあれこれについて情報をまとめてみましたので、
今回はそれをシェアできればと思います!

「何を今さら」というトピックもあるかもしれませんが、
再確認の意味でも参考にしていただければ嬉しいです。

さて、弊塾のポスティングチラシはA4サイズで制作し、
印刷する段階で、三つ折りにして納入していただいています。

三つ折りにしているのは、シンプルに「ポストに入れやすい」サイズだからです。

A4そのままだと、スムーズに投函できず時間がかかってしまいます。

1枚ずつの時間はたいしたことのない差ですが、
これが数百枚になってくれば大きなタイムロスになりますからね。

手に持ちやすいので、チラシを手に取って投函するまでの動作も、
流れが非常にスムーズなこともポイントです。

自分で言うのもなんですが、投函動作はめちゃくちゃ早い自信があります(笑)

ちなみに印刷費用は以下のとおり(ネット印刷)。

(1)A4(両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・9,347円(税込/@3.1)
(2)A4(三つ折り/両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・14,495円(税込/@4.8)

※上記90kgというのは四六判の表記で、紙1000枚で何kgという目安です。
数字が増えるほど、紙が厚くなります。詳しくは、下記をご覧ください
https://www.glavity.com/wp/?p=1455

もちろん三つ折りの方が費用は高くなりますが、
その分、ポスティングするスピードが早くなり効率は上がります。

また、A4サイズのままだと、ポスト内で曲がったりする可能性も上がるので、
見栄え的にも三つ折りがいいと思います。

このメリットと費用の差をどう判断するかですね。

また、ここで知人の塾長さんに便利な機械を教えていただきました。
その名も「紙折り機」です!

https://www.askul.co.jp/p/8519900/
https://www.askul.co.jp/p/9437738/

5万円ぐらいから購入することができ、教室でチラシを三つ折りにすることが可能です。

これさえ1台あれば、加工なしの納品でも教室内で三つ折りにすることが可能です。

印刷業者さんに頼んだ場合の三つ折り分の割増料金も、
単純計算でおよそ50,000枚が損益分岐点となり、それ以降は常にコスト削減となります。

チラシを機械にセットする手間や、
詰まったり2枚重ねで折ってしまったりするトラブルもあるので、
その分の人件費や時間コストを加味する必要があります。

ですが、それを差し引いても、機械購入はとても便利かもしれません。

チラシ以外にも、教室のお知らせなどを渡す書類も簡単に三つ折りにできますので。

どちらが貴塾にとってコストパフォーマンスが良いか、考えてみてください。

ここからは少しマニアックな話となりますが、興味のある方はお付き合いください。

用紙の種類についてです。

私は、普通紙(90kg)と光沢紙(90kg)を使って、
どちらがポストに入れやすいかをテストしていますが、
個人的には「普通紙」の方が入れやすいと感じます。

光沢紙は紙が滑らか(つるつる)にできていて、
厚さも同じ四六判の重さだと、光沢紙のほうが薄くなります。

調べたところ、普通紙90kgと光沢紙135kgで同じ厚さになるようです。

紙が薄すぎると、ポストに入れる際に曲がりやすかったり折れやすかったりしますが、
普通紙は紙がしっかりしており、折れることなく奥まで入ってくれる印象です(笑)。

また、光沢紙の方が湿度に弱いのか、
雨の日や湿気の多い日は、チラシにシワがよりやすくなります。

やはり折れたり破れたり、しわが寄ったりしたチラシを見ると、
受け取った側も「雑に入れたんだな」「こんな塾は嫌だな」という印象を受けるでしょう。

したがって、数年にわたる実験の結果、私は厚めの普通紙をお勧めします!

費用はと言うと、光沢紙のほうが安いです。
同じA4三つ折りで比べてみると、こんな感じ。

(2)A4(三つ折り/両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・14,495円(税込/@4.8)
(3)A4(三つ折り/両面カラー/光沢紙(90kg)/3000枚)・・・11,538円(税込/@3.8)

どうしても「光沢あるチラシを入れたい」というのであれば、
厚手の135kgを選ぶのもありかもしれません。その場合は、下記となります。

(4)A4(三つ折り/両面カラー/光沢紙(135kg)/3000枚)・・・16,052円(税込/@5.3)

こうしてみてみると、(2)と(4)の差はあまりありませんね。

ですから、光沢紙がお好みの方は、(4)という選択もアリかもしれません。

「とにかく価格が最優先!」という場合であれば、

(0)A4(両面カラー/光沢紙(90kg)/3000枚)・・・6,390円(税込/@2.1)

というチョイスもあります。

(0)と(2)・(4)を比べると、1枚当たりの単価が2倍以上になっているので、
紙折り機が良い仕事をしそうですね。

まとめます。

<用紙の加工>
・加工なしのままポスティングをする
・加工なしで納品したものを紙折り機で3つ折りにする
・3つ折りで納品してもらう

<用紙の選択>
(0)A4(両面カラー/光沢紙(90kg)/3000枚)・・・6,390円(税込/@2.1)
(1)A4(両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・9,347円(税込/@3.1)
(2)A4(三つ折り/両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・14,495円(税込/@4.8)
(3)A4(三つ折り/両面カラー/光沢紙(90kg)/3000枚)・・・11,538円(税込/@3.8)
(4)A4(三つ折り/両面カラー/光沢紙(135kg)/3000枚)・・・16,052円(税込/@5.3)

これらを、印刷費用や人件費、手間などを加味して総合的にご判断いただければ。

超絶めんどくさがり屋の私は、
『(2)A4(三つ折り/両面カラー/普通紙(90kg)/3000枚)・・・14,495円(税込/@4.8)』
です!

あなただったら、どれを選択しますか?

最後に、ポスティングする際は、
そのマンションにお住まいの方に迷惑をかけないのが鉄則です!

住民への気遣いを忘れず行っていきましょう!

【今回のまとめ】
・自塾にとって、最もコストバランスの良いポスティングを考えてみよう

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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