今回は以前(5年前の大昔ですが・笑)にお届けしたテーマ「防犯カメラ」について
リバイバルでお伝えしたいと思います!
前回は、導入後2年ほど経過した段階(当時)の実感をまとめた内容でした。
そこからさらに5年が経過していますが、
以前にもまして「設置して良かった!」と感じることばかり。
そこで今回は、そのあたりの考察をお届けしたいと思います。
5年前にお伝えしたことも含めて、改めてどうぞ!
さて、弊塾が防犯カメラを導入したのは、7年前の2015年。
現在は教室入り口×2、教室内×3、駐輪場×1と、計6台のカメラが稼働しています。
運のいいことに(?)、6台のカメラもレコーダーも故障することなく現役バリバリです。
みなさんは、塾に防犯カメラの設置は必要だと思われますか?
必要派、不要派、あるいは迷っているという人も含めてさまざまなご意見があるでしょうが、
弊塾で導入することになったきっかけは、
「生徒さんや従業員への安全向上を図りたい」という、ごく当たり前なものでした。
塾はどうしても夜に稼働するのが基本ですから、
保護者さんからすると心配な面もあるでしょうしね。
これまで弊塾では、近隣で不審者が出たとか、
教室に入ってきたといったといった事案は起こったことがありませんが、
手に負えない素行不良で仕方なく退塾措置を取った元生徒が、
腹いせに仲間とつるんで教室前でたむろする、といったことがありました。
その時はスマホですべて録画しておきましたが、
万が一生徒たちに危害を加えられてはたまりません。
そうした不安事などが、設置に踏み切った理由だったのです
各設置場所のポイントは、以下の通りです。
【教室入り口(×2)】
目につきやすい入り口に設置すれば、
不審者に「カメラがあるぞ」とアピールでき、抑止力になります。
本来「防犯カメラ」という言葉が示すとおり、未然に防ぐことがカメラの主たる目的です。
ことが起こってから犯人を捜す効果ももちろんありますが、
第一義はやはり「防ぐこと」ですからね。
カメラ形状は、少しでも目につくように、
昔からあるような形の、典型的な「いかにも防犯カメラ」のタイプです!
あまり目立たせたくない場合はドーム型のカメラのほうが良いのでしょうが、
上記の理由から弊塾ではあえて「目立つ」ことを重視しています。
さらに、カメラ横に「録画中」という紙を貼り出して、あらに目立つようにしました。
しかも黄色地に黒文字の注意喚起デザインですので、非常に目立ちます。
ここまであからさまに「見てるぞ!」感を出されると、
視覚効果(心理効果)的にもかなりの「圧」がかかるはずです。
“防犯”の意味でいえば、設置しているのに気づかれないのが最悪のパターンですよ。
【教室内(×3)】
教室内は各部屋に1台ずつの、計3台が稼働しています。
それまで、直接その場に行かなければ分からなかった教室の様子も分かるようになり、
効率よく確認することができるようになりました。
社員デスクの横に一元管理できるモニターを置いているので、
デスクからは見えない教室で生徒さんが寝ていてもすぐに分かります。
こちらは防犯というより、教室のオペレーションが正常に回っているかの確認が目的ですね。
生徒さんもカメラで見られているという認識はあるので、
多少なりとも「怠けないように」「寝ないように」という意識は働くようです。
やはり、学習習慣やけじめをつけるためにも、
ある程度の管理体制に移行できたことは良かったと思います。
複数の教室がある場合や、フロアが分かれている場合はとても効果的ですよ。
とは言え、カメラがあっても生徒さんたちはついウトウトしたり、ボーッとしたりしがちです。
カメラでそれを確認したら、その都度注意しに行くわけですが、
今まで気づけなかった「好ましくない様子」まで分かってしまうわけですから、
ストレスは倍増します(笑)。
また、講師たちも「見られている」という意識が働くのか、
カメラ導入前に比べてテキパキしているように思えます。
特に「カメラで撮っているぞ!」などとはもちろん言っていませんし、
そんなことはしなくても前向きに頑張ってくれる講師たちばかりですが、
ある程度の緊張感があったほうが良いみたいですね。
一方で、長らく防犯カメラを設置していると、カメラの存在に対して免疫ができ、
何のプレッシャーも感じない生徒さんも現れてきているのも事実です。
このあたりは、また別の「寝ないための仕組み」を作る必要があるでしょう。
もうひとつ、教室内に設置して本当に良かったと思うのは、冤罪防止効果です。
立場上、私は生徒さんに厳しく接することもあるため、
彼らからしたら、怖かったり、嫌な存在だったりすることもあるでしょう。
そんな中で、私に恨みを抱く(笑)女子生徒と二人きりの空間になってしまった場合、
セクハラや痴漢の冤罪をもでっち上げられる可能性はゼロではないわけです。
こうなると、いくら否定しても、こちらが不利になることは間違いなく、
防犯カメラがなければ無実を証明しようがありません。
事実の如何に関わらずウワサはすぐに広がり、
教室運営に大打撃となるでしょう。というか、閉鎖です。
自分の身や教室を守るためにも、防犯カメラは効果的だと思います。
【駐輪場】
駐輪場での自転車の停め方ルールは事前に告知しているのですが、
そのルールに反した(ことがカメラで見えていた)場合、
教室に入った瞬間に停めなおしを命じます。
これを何度も繰り返したところ、昔は1日に何度も行っていた自転車の整理が、
数日に1回レベルにまで激減しました。
自転車の停めなおしなんて、マイナスをゼロにする作業に過ぎませんので、
こんなことに時間を割いている暇があれば、他の生産的な仕事に充てたいですしね。
また、1度だけですが、駐輪場に置いてあった自転車が盗難に遭ったことがあります。
カメラにはばっちり犯人の顔が写っていましたが、
「誰が盗んだのか分からない」というのも怖いし、腹が立つものです。
そういう点でも、カメラがあって良かったなと思います。
いかがでしょうか。
防犯カメラを設置するだけで、良い効果をたくさんもたらしてくれます。
もちろん費用はかかりますが、その費用を相殺して余りあるメリットばかりです。
弊塾で設置した7年前はそれなりの値段もしましたが、
今ではだいぶ価格も下がっているようですので、ハードルは低くなりましたよ。
Googleの「Google Nest Cam」などは安価で、自身のスマホですぐに確認できます。
【Google Nest Cam】
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あ、そうそう、設置の際は、絶対に録画機能付きをおススメします!
データを残しておかないと、防犯カメラの効果も半減しますので。
できれば2〜3日、長ければ1週間ほど録画できるといいですかね。
防犯カメラ、おススメです!
【今回のまとめ】
・防犯カメラは、あらゆる抑止力になりs効果的で効率的
・生徒さんや講師はもちろん、自分の身や自塾を守るためにも