【Vol.665(2022.02.15)】気遣い・気配りができる人を目指して

私の周りには、「そこまで!?」と思うほど、
他者に対して本当に素晴らしい気遣い・気配りができる方がたくさんいらっしゃいます。

結果として、そういう方としかお付き合いしていないのかもしれませんが、
「すごい!」と思える方々と同じ環境に身を置くことは、自己成長に繋がるとヒシヒシ感じます。

私もそんな人間になるべく意識して行動しているつもりですが、
彼らと比べるとまだまだだな~と反省の日々です。

6年ほど前にも同テーマでお届けしたのですが、今振り返っても大切な内容ばかりでした。
新たに気づいたことを含め、リバイバルでお伝えしたいと思います。

さて、それにしても、塾長個人の気遣い・気配りの厚さと
その方の塾さんの生徒数って、不思議なほどに比例していますね。

前回このテーマでお届けした6年前も、
「気遣い上手な先生の塾さんは、たいてい人気塾」という法則性を感じていましたが、
これは今でも変わらないようです。

そこで今回は、私自身が意識している気遣い・気配りや、
逆に私が周囲から気遣ってもらって嬉しかったことをまとめてみました。

ぜひあなたも実践してみてください!

(その1)連絡は、電話ではなくメール・LINEで

私は、誰かに連絡したいとき、できるだけ電話ではなく、
メールやLINE・Facebookメッセンジャーを使うようにしています。

相手は忙しいのが前提だと考えているからです。

こちらが電話をかけたとき、先方は大切な商談中かもしれませんし、
お休みでご家族との時間を過ごしておられるかもしれません。

相手の都合を考えずに電話することは意識的に控えています。

授業中に業者さんから営業の電話かかってくると、
「もう、忙しいのに!」とイラっときてしまうことってありませんか?

アポなし訪問なんてもってのほかです。

性格にもよるでしょうが、何かに集中しているとき、
それを中断されることを極端に嫌う人は少なくないように思います。

私が営業マンの立場であれば、まずはメールでアポイントをとるように心がけますね。

相手に頼まれて訪問(あるいは電話)するわけではないのですから、
相手の時間をできるだけ奪わないようにしたいところです。

また、電話を使って口答で直接伝えたほうが良い用件のときでも、
まずは事前にメール連絡でワンクッション置き
「電話してもいい時間帯はありますか」とお尋ねするようにしています。

もちろん、そのメールに返信させる手間をかけさせるくらいなら
初めから電話のほうがかえって良い気配りではないかとも考えられますし、
メールより電話のスピード感を好まれる方もいらっしゃいます。

緊急の用件であればすぐに電話したほうがいいでしょう。

したがって、私も「絶対にメールにすべき」とまでは思いません。

ただいずれにせよ、相手を思いやって、
相手にとって都合がよいのはどちらだろう?と考えることは大事だと思います。

メールやLINE、メッセンジャーも、
コミュニケーションツールとしてはどれも同じように見えますが、
私は使い分けも意識しています。

普段から仲が良い方にはLINEで連絡するようにしていますが、
まだそこまでという場合はメール、その中間がメッセンジャーという感じでしょうか。

それが正しいかどうかはわかりませんが、私なりのルールにしています。

(その2)お礼のメールは誰よりも早く

会食など、何らかのイベントをご一緒した後は、
別れてからすぐにお礼のメールやメッセージを送るように心がけています。

たとえかなりお酒を飲んで、電車で寝てしまいそうなときでも怠りません。

自分のために時間を割いてもらったことに対する感謝を示すものですから、
当然といえば当然ですね。

また、それは学生講師と飲みに行ったときも同様です。
自分からお礼のメッセージを送ります。

これを何度か繰り返していたら、
逆に学生講師からのお礼メールが速攻で届くようになりました。

社会人マナーを身につけてもらうという面でも、効果的だったようです。

大学生のうちからこうした経験をしておくと、
社会に出てからもかなり有利に働くと思います。

なぜなら上司にあたるであろう、中年世代に好かれるからです(笑)。

合理化や簡略化でディスコミュニケーションになりがちな時代のせいか、
こういうことができる大学生(若者)は多くありません。

私たちの感覚では当たり前のことも、彼らの評価において差別化につながります。

大切な講師たちが社会で活躍するためにも、率先垂範しておきたいです。

(その3)講師にお土産を買う

出張に出たら、講師たちにお土産を買って帰るようにしています。

各地の限定モノのお菓子などは特に喜ばれますね。

ほんの気持ち程度の行いですが、やはりそれが浸透するのか、
講師たちも帰省や旅行をした際に、お土産を買ってきてくれることが多くなりました。
授業が終わればお菓子を食べながらみんなワイワイしています。

もちろん、講師にクリスマスプレゼントを贈ることも慣習になっています。

しみじみ、自分が源泉だと感じますね。

(その4)30分前には待ち合わせ場所に着いている

時間を守れるのは、相手にとっても安心感を生む行動です。

会食や外での打ち合わせの際は、
電車が遅延しても少しぐらいは大丈夫なように余裕を持って出発し、
できるだけ30分前には着くように心がけています。

昔はギリギリということも多々あったのですが、
少しずつ余裕を持って行動できるようになりました。

個人的には、できれば1時間前に着けるのがベストだと思っているので、
もう少し時間管理ができるようにしたいところです。

ちなみにゴルフのラウンドをする日は、スタート時間が何時であっても、
ゴルフ場の開場時間に到着する習慣がつきました(笑)。

スタート時間まで練習もできて一石二鳥です!

(その5)相手のペースに合わせる

私の尊敬する塾経営者のみなさんは、相手をよく観察されています。
そのぶん、相手のペースに合わせるのが本当にうまいです。

歩くスピードから食事のペース、話すタイミングや内容まで、
相手が無意識に心地よさを感じるような、さりげないふるまいができているのです。

しかも、経験から自然体でされているので無理やり感もなく、相手にそれと悟らせません。

「気を遣わせている」というプレッシャーや負い目を
相手に感じさせず気遣うって、次元が1ランク上ですよね!

私も「あなたと一緒にいると居心地がいいね!」と感じてもらえることが目標です!

(その6)塾訪問時には、菓子折りを

他塾さんにお伺いする際は、手土産に菓子折りを持っていくように心がけています。

これはもう当たり前レベルの話ですが、
たまにこういうところに無頓着な方もいらっしゃいますので、注意喚起として。

長いお付き合いがあり、お互いのプライベートも多少知っている先生には、
菓子折りの代わりに奥さまやお子さま向けのプレゼントを持っていくことも多いです。

ちょっとしたことですが、とても喜んでもらえますよ。

(その7)相手の話したことを覚えている

以前、某超大手企業にセミナー開催のプレゼンに行ってきたのですが、
前日に私の尊敬する経営者さんから連絡がきて

「明日、あの超大手企業と打ち合わせやんな?
大企業かもしれんけど気にすんな。いつも通りがんばれよー!」

なんて応援のメッセージをいただきました。

以前に話していた内容を覚えていただいているのは、
自分に興味関心を持ってくださり、気にかけてくれている証拠ですから本当に嬉しいですよね。

相手との会話を覚えていても、
それを相手に伝えるというプラスαの1アクションまで至らない人は多いものです。

私も意識したいです。

またこれは、対生徒さんにも言えることです。

例えば「昨日は部活の試合があるって言ってたよね。どうだった?」といった声掛けは、
生徒さんも「覚えててくれたんだ!」と嬉しいはずです。

授業入りのタイミングでこんな話をすることができれば、
生徒さんも気持ちよく授業に臨めることでしょう。

教科担任制の個別指導塾だと、生徒さんと講師とのつながりも強固になる利点もあります。

講師研修などで「生徒さんと話した内容をしっかり覚えておくこと!」と指導しておきましょう。

(その8)相手の変化に気づく

いちばん分かりやすい例が、生徒さんや学生講師、
あるいは社員さんが髪を切った際に気付けるかどうか。

そしてやはり、気付いたら伝えられるかどうか。

普段から生徒さんやスタッフのことを気にかけていれば、自然と変化に気づくはずです。
私は教室で常に「髪切った?とても似合ってるね!」と言っているような気がします(笑)。

ただし「カワイイね」という誉め言葉はセクハラになる場合もありますので、
言い方にはくれぐれもお気をつけください。

「似合う」が無難だと思います。

また、生徒さんが通塾した際の表情などにも気付けるよう、アンテナを張っておきましょう。

もしかすると嫌なことがあったかもしれません。

「どうした?何かあった?」と一言声をかけるだけでも、
生徒さんの心が救われるかもしれません。

何もなければそれでオッケーなのですから、
表情が曇っているにも関わらず声をかけないということだけは避けましょう。

嬉しそうにしているときも同様です。

「何かいいことでもあったの?」と声をかけてあげましょう。

などなど、いかがでしたでしょうか。

相手のことを常に考え、気遣い・気配りを普段から心がけておけば、
自然とあなたの周りは笑顔であふれるようになります。

いつも当メルマガでも
「マイナスオーラを放ってばかりの人とは付き合わないほうがいい」と
お伝えしていますが、自分からプラスのオーラを作り出すこともできるのです。

ポイントは自分がされて嬉しいこと・感動することを相手にすることですね!

ここでも自分が源泉です。

気遣い・気配りのプロをみんなで目指していきましょう!

【今回のまとめ】
・気遣い・気配りができれば、相手も自分もハッピー
・自分がされて嬉しいことを相手にしよう

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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