【Vol.1056(2026.11.04)】フリースクールの取り組み、お伝えします

弊社はフリースクール運営にも取り組んでいますが、
先日、メルマガ読者の方から「詳細を教えていただきたい」というご連絡をいただきました。

そこで今回は少し趣向を変えて、
弊社が取り組んでいるフリースクールについてお伝えしたいと思います。

フリースクール運営にご興味ある方はぜひご覧ください。

まず、弊社の教室では、

・個別指導塾(個別教育フォレスト)
・通信制高校サポート校(フォレスト高等学院)
・フリースクール(不登校専門塾フォレスト)

の3事業を展開しております。

今回はこのうちに「不登校専門塾フォレストというフリースクールの紹介です。

【不登校専門塾フォレスト】
https://forest-highschool.jp/free-school/

塾とは別にHPも作っていますので、詳細はこちらをご覧いただければと思いますが、
不登校専門塾フォレストは、
「中学校に行けない(行きにくい)が、全日制の高校に行きたい」という中学生を対象に、
出席認定を取得して全日制高校を目指すサポートを行う場所」です。

現在、少子化でどんどん子どもの数が減っているにも関わらず、
不登校者の数はどんどん増えています。

さまざまな原因があって学校に行くことができない生徒さんの
居場所(サードプレイス)になれればと思い、3年前に立ち上げたのです。

立ち上げ当時も、地元にフリースクールは多数ありましたが、
その多くが、みんなで集まってゲームをしたり、農業体験したり、遊んだりといった
レクリエーション要素の強い活動内容となっていました。

もちろんそれはそれで意義あることですが、
「学校には行けないけど、勉強したいと思う中学生は意外といるのでは」と考え、
その子たちに来てもらえるように、学習に特化したフリースクールとしたのが本校です。

弊社はもともとが個別指導塾ですので、
学習支援については問題なく対応できるリソースがあったのは大きかったと思います。

小学生は、年齢的にも「学習特化」はまだ難しいでしょうから、
中学生限定で、かつ各学年3名までの少人数制としている形です。

時間割は、通信制高校サポート校と同じにしています。

そちらの生徒数が多いので、高校生:中学生=9:1ぐらいのイメージで、
多くの高校生に囲まれながら中学生が勉強しているという絵面ですね。

また、出席認定を取ることが可能(在籍する中学校の校長先生のご判断)ですので、
学校に行ってなかったとしても、本校に来ていれば出席扱いになります。

出席認定については、多くのフリースクールがこの制度を活用していると思います。

生徒さんは基本的に「全日制の高校への進学」を目標としていますので、
制度上、どうしても出席日数や内申点も評価の対象となることは避けられません。

「出席や内申を高校入試の選抜素材とすること自体をやめるべきだ」
という意見もありますが、それはまた別の議論ですね。

弊塾の地元である兵庫県の場合も、
全日制の公立高校を受験する際にはもちろん内申点が必要です。

その評価期間は「中3の1・2学期」と定められており、
このときの通知表の数値がほぼそのまま内申点に変換されます。

つまり、中3の1・2学期時に学校に行けてなくても、
本校に通学し、定期テストを学校の別室で受験することができれば内申点がつき、
全日制の受験・進学の選択肢が広がるということです。

全日制に行くのがすべてだとは思いませんが、
「全日制・通信制の両方の選択肢がある」という状況を作ることができれば、
選択肢の幅を広げてあげられますしね。

通学は、週1〜4回まで自由に選ぶことができます。

中1や中2は週1〜2回が多いですが、中3になれば週4で通学する生徒さんもいます。

「週2回通う!」と決めていても、当日体調が悪くなったり、
気持ちが沈んだりして休むこともしばしばです(むしろ多いです)。

みんなそれぞれに抱え込んでいるものがありますので、
こちらは見守る姿勢を心がけていますが、このあたりは
通信制高校サポート校の生徒さんのメンタルと似た部分もあるのかもしれません。

サポート校は5年前から運営していますが、その経験から、
不登校の中学生たちの気持ちも以前より深く理解できるようになったと感じています。

開校時間は、平日の11:00~15:10で、
好きな曜日・好きな時間を予約して通学してもらっています。

通学日や時間帯を固定しすぎると、
それがプレッシャーになって余計に来られなくなってしまう生徒さんもいるため、
現在は「来週は水曜日に通学する」など、その都度決めてもらうようにしています。

学校や塾の「当たり前」に慣れている方からすると、
「なんて甘やかしているんだ!」と思われるかもしれません。

しかし、そもそも学校に行けず、ずっと自宅にいた生徒さんですからね。

これでも自分なりに頑張っているのは明白ですし、成長もしているのですから、
「教室に来ただけでもエライ!」、「週2回も通学できて素晴らしい!」
というスタンスでいいと思いますし、
自宅に加え、教室が安全基地になればいいなという心意気でやっています。

授業は、遡行学習をすることが多く、
中学生でも小学校内容から復習することもよくあります。

不登校になった場合、その時点で学習がストップしているケースは多く、
かなり遡らないといけないこともありますが、ここは欠かせません。

また、生徒さんによっては、
学校に提出するための学習ワークを進めたいというリクエストに応じることもあります。

生徒さんの「〜したい」という気持ちは大切だからです。

ただ、実際のところ本人の学力や理解が追い付いていない部分が多いこともあり、
提出を優先した場合、解答を見ながら書いていくことが多いのも事実です。

サポート校では、週1回、1時間ほど室内レクリエーションを実施しています。
ジェンガやトランプ、絵しりとりなどです。

サポート校の生徒さんたちもずっと学習だけだと飽きますし、
人間関係を構築するいい機会ですから、
そこにフリースクール生も加わり、一緒に行うこともあります。

参加は強制ではなく、本人の自由ですが、
サポート校の高校生たちはみんな優しいので、
お兄ちゃん・お姉ちゃんとしてかなり親身に面倒を見てくれます(笑)。

フリースクール生としても、年齢が近い人とコニュニケーションが取れてメリットが多く、
サポート校とフリースクールの親和性もとても大きいと感じているところです。

月単位での利用が可能なのも一つの特徴です。

中学校への復帰を目指しており、それが適うのであれば、
ずっとフリースクールに依存する必要もありません。

上手に使いこなしていただけるような仕組みを作っています。

中学校とフリースクールを併用する生徒さんもいて、
「午前中はフォレスト(本校)、午後から学校へ」というケースもありました。

もちろん慈善事業ではないので、フリースクールもきちんと費用をいただいております。

少人数制ということもあり、コースにもよりますが、
月謝は一般的なフリースクールよりは高めの設定です。

それでも「静かな環境で勉強したい」、「家族以外の人と話す機会を持ってほしい」、
「全日制高校を目指したい」というニーズは高く、
毎月お問い合わせをいただいている状況です。

いかがでしたでしょう。
少しはイメージが湧きましたでしょうか。

もしかすると、同じようなフリースクールを作ろうと思っている
方もいらっしゃるかもしれません。

少しでも参考になれば幸いです。

学習塾をやっているのであれば、学習支援を加えた方がより親和性も高いと思います!

フリースクールは関わる人みんなハッピーになれる仕組みだと感じている今日このごろです。

【今回のまとめ】
・フリースクールは社会貢献できる事業
・学習塾とフリースクールの親和性は高い

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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