先週、なんともワクワクする記事がアップされました!
【「桃太郎電鉄 教育版〜日本っておもしろい!〜」学校向けに無償提供】
https://news.yahoo.co.jp/articles/88a2465fef7e46ab99165c4f4f6d0d159562935d
【『桃鉄』が学校に革命を起こす?『桃鉄教育版』を無償提供】
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff328b54cce4aa299dccbf67b2277f826c7cb5a9
みなさん、めちゃくちゃテンション上がりませんか!?
あの人気ゲーム、「桃太郎電鉄」が教材になるというのです。
私もさんざん桃鉄で遊んできた人間の一人として、
「学校で『桃鉄』をやれるなんて最高すぎるやろ」とひとりで盛り上がっています(笑)。
ご存知の方も多いと思いますが、桃太郎電鉄(通称「桃鉄」)は
1988年の第1作発売以来、30年以上にわたって展開されているボードゲームシリーズ。
プレーヤーが鉄道会社の社長となり、日本全国を巡って物件を買い集め、
資産額日本一を目指すという内容となっています。
ゲームの中で各地を巡ることで、地域の名物などが紹介されるため、
「桃鉄で地名や駅、特産品などを覚えた」「桃鉄で地理が好きになった」
という方も多いのではないでしょうか。
私もそうです。
単に社会の教科書を日本地図を見て覚えるより、何倍も印象に残りやすいですし、
何より楽しいから頭に入る好循環になるのでしょう。
好きになったら勉強するという、典型的な流れですね。
地理のテストで満点が続出するかもしれません(笑)。
「楽しい」「ワクワクする」が学びの本質でもあるので、
私は学校への無償導入に大賛成です!
しかもGIGAスクール構想で一人1台タブレットやノートPCを持っているわけで、
それらを活用する意味でも、かなり適した教材だと感じます。
さらに私がとても印象に残った記事がこちら。
【「不登校の生徒がこの授業は来た」–教育版「桃太郎電鉄」を教育機関に無償提供】
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a318f20104f96a5e1833b77da901d8e7f7c876c
先行して試験導入していた福岡教育大学付属福岡小学校で、
不登校の生徒さんが、桃鉄の授業だけは参加したとのことです。
本来、勉強とゲームは相反する存在として扱われがちでした。
「ゲームばかりして勉強しない」「ゲームへの依存度が強いので、やらせたくない」など、
「ゲームは勉強にとって害悪」というマイナスのイメージです。
しかし、そのゲームの力をプラスに作用することで、
学校へ行けなかった生徒さんが登校できるようになるのであれば
素晴らしいことだと思います。
人の力だけではうまくいかなかった部分が、ゲームの力を借りることで、
子どもたちの行動を後押ししたことに感動を覚えました。
結局、ゲームがダメなのではなく、すべては使い方なんだなと
改めて実感する機会となりました。
また、以前にオンライン講演会でもお話いただいたお金の専門家YouTuberの大河内薫先生は、
地理の学習だけでなく、お金の勉強という切り口でも「桃鉄教育版」を推しておられます。
【「桃鉄」の教育版がリリース決定!学校に無償解放だって!(大河内薫マネリテ戦略室ラジオ)】
https://voicy.jp/channel/660/390228
大河内先生は、桃鉄のゲーム内で不動産などの利回りなどに注目し、
ゲーム実況もされたいそうです(笑)。
「世界一の投資の神様・ウォーレン=バフェットでも利回り約20%と言われているけど、
その物件は大丈夫かな?」といった感じで。
桃鉄は、資産を増やして自分の鉄道営業エリアを拡大していくゲームです。
そう考えると、確かに、「お金は道具であること」や
「お金を使うとはどういうことか」を学ぶ教材としても最適のゲームと言えそうです。
学校での授業が楽しくなり、学びの本質に繋がるゲームが導入されるなんて、
今の子どもたちが羨ましいです。
もちろん全員が桃鉄にハマるわけではないですので、
そういった生徒さんに向けたフォローなどは必要だとは思いますが、
それこそ学びの多様性や個別最適化の分野だと思います。
GAGAスクール構想でのICT環境整備の本質は、
教員の業務軽減と、学びの主体を子どもたちに移すことです。
そういう意味でも、改めてICT化が進む教育環境の可能性を強く感じますね。
塾でも何かできるといいんですが。
桃鉄、久しぶりに買ってみたくなりました!
【今回のまとめ】
・ゲームには人の心や行動を変える大きな力がある
・ゲームと勉強は対立構造ではない