【Vol.621(2022.09.14)】授業以外で付加価値をつけておく(後編)

今回は、「授業以外で付加価値をつけておく」というテーマの後編です!

ちなみに、前編のコンテンツは以下のとおり。

(1)英文音読・暗唱&計算講座(中1〜3)
(2)専用自習机(中3、高3)
(3)専用iPad(中1〜3、高3)
(4)パンの提供(高3)
(5)英語暗記アプリ(中1〜3)
(6)土日祝&年360日開校

前編を見逃がされた方で、もし気になるトピックがあるようでしたら、
ぜひ下記URLからご覧ください。

【授業以外で付加価値をつけておく(前編)】
https://r-partners.jp/515/

では、後編にいってみましょう! コンテンツはこちらです。
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(7)土日無料勉強会(中1〜3、高1〜3)
(8)強制自習(中3、高3)
(9)英単語&英熟語&古文単語テスト(高3)
(10)理科先取り講座(中3)
(11)入退室管理(全学年)
(12)教室運営システム(全学年)
(13)ノート&単語帳の無料配布(全学年)
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(7)土日無料勉強会(中1〜3、高1〜3)

中学生は定期テスト前の土日、高校生はそれに加えてさらにもう1週前の土日に、
13:00~19:00で無料勉強会(自習会)を開催しています。

学生講師が巡回しているので、質問対応も可能な形を取っています。

ただしルールは厳格で、部活や習い事、通院などの事情がある場合をのぞき、
基本的には途中入室・途中退室が不可です。

スマホを触るのも禁止なので、自宅で自習するより効率的で集中もできます。

中学生は、こちらがやってもらいたいプリントなどを用意し、
定期テスト対策を実施していますが、全体のうち2~3時間は
自分のやりたい科目の勉強も自由に取り組むことができます。

一方で高校生は完全に主体性に委ねており、
自分がやりたい(必要だと思う)勉強に特化し、ただひたすらテスト勉強をするスタイルです。

(8)強制自習(中3、高3)

高3は、高2の3月から強制自習が始まります。

17:35までに通塾し、授業が終わる21:40までは教室に滞在するルールとなっています。
いずれも平日で、3~4月は週3回、5~6月は4回、7月以降は毎日です。

軽い軟禁状態ともいえますね(汗)。

「学校が終われば、塾に行くというのが普通」というルーチンをを作ることが目的です。

ほどの強い意志があれば別ですが、やはり人間はある程度の強制力がないと
どうしても油断してしまいます。

私なんていい見本です(笑)。

高3以降の通塾はこれに同意してもらうことが前提となっており、
どうしてもルールに従えない、合わせられないという生徒さんは、
残念ではありますが他塾さんや予備校さんを勧めています。

中3も2学期が始まる9月から、平日週4日の通塾がスタートしています。

中3は17:35~21:00までで、高3より若干短めです。

教室の滞在時間が長いと、生徒さんと話す機会も自動的に増えるので、
コミュニケーションを取るにも最適です!

(9)英単語&英熟語&古文単語テスト(高3)

週ごとに範囲を決めて、高2の冬休みからは英単語、
高2の3月からは英熟語と古文単語のテストを毎週実施しています。

ただし、受験日は月〜土であればいつでもOKというルールです。

「今週のテスト」というBOXを設置し、そこから生徒さんが直接テストを取り出して取り組み、
やり終えたら提出BOXに提出するという流れにしています。

準備だけこちらがしっかりしておけば、
あとは生徒さんがすべてセルフで行う仕組みですので、ほとんど手間はかかりません。

実施したテストは土日担当のスタッフが採点し、各生徒さんの机の上に返却しておきます。
(弊塾の高3は個人専用の自習机が割り振られています)

テストが70点未満の場合は翌週の日曜日15:00から追試を行い、
80点をクリアするまで終わりません。

地道ですが、毎週やり続ければ単語力は着実にアップしますよ。

(10)理科先取り講座(中3)

理科はとある映像コンテンツを使用して、先取り学習を行っています。
とてもいい映像教材なので、また時期を見てご紹介いたますね。

生徒さんには、当該教材のアカウントを一人ひとり付与していますので、
いつでも自由に視聴することができます。

自習中に見ている生徒さんもチラホラいるようです。

ただ、最低でも週1回は全員見てほしいですので、
週1回40分、中3全員が一斉に行う時間も取っています。

学校に先駆けて予習しておけば、理解も進みやすくなるはずです。

(11)入退室管理(全学年)

今の時代、入退室のお知らせがないと不安な保護者さんも多いのではないでしょうか。

学校でも、校門をくぐるとすぐに保護者さんのスマホに
「登校(下校)しました」と連絡が来るぐらいですから、半ば当然になってきているのでしょう。

弊塾でも、入退室のお知らせは14年前の開校当初から行っていました。

最初はカードに印字されたバーコードを読み取ることで、
保護者さんのメールアドレスに配信するシステムでした。

非常に良いシステムでしたが、メール配信でしたので、キャリアのトラブルで遅延したり、
セキュリティが反応して迷惑メールに振り分けられたりというケースもたまにあり、
「うちの子、塾に行ってますか?」と問い合わせの電話がかかってくることもありました。

そこで5年ほど前から、生徒さんに配布しているカードのQRコードを読み取れば、
保護者さんのアプリへプッシュ通知する仕組みのシステムを取り入れました。

確実にすぐ届くので、重宝しています。

ちなみに後述する「Comiru(コミル)」さんのシステムです。

(12)教室運営システム(全学年)

弊塾では教室運営システムとして「Comiru(コミル)」を使わせてもらっています。

当メルマガでも「回し者か」と思うくらい猛プッシュしていますが(笑)、
Comiruのシステムは本当によくできていておススメです。

教室運営者にとって、かゆいところに届く感じといえばいいでしょうか。

弊塾では、Comiru導入で事務作業の時間は半分以下になりました。

すでに、弊塾の教室運営には欠かせない存在となっています。

さらに、Comiruもどんどん進化していて、
私も使いこなせないぐらいどんどんコンテンツが増えていっています(笑)。

うまく使いこなすポイントとしては、「必要なものだけ使う」ことでしょうかね。

「もったいないから全部の機能を使おう」という気持ちは分かりますが、
おそらく逆に効率が悪くなります。

取捨選択が大事ですね。

(13)ノート&単語帳の無料配布(全学年)

ドット付きのキャンパスノートや単語帳を無料で配布しています。
理由は簡単で、どんどん勉強してほしいからです。

特にキャンパスノートは毎月結構な数を消費しますので、頻繁に補充が必要ですが、
それでも月謝内に含めても大丈夫だと判断し、無料としています。

それに、生徒さんがノートをどんどん消費していくと、なんだか嬉しくなりませんか?

「いっぱいあげるから、いっぱい勉強してね」という気分になります。

いかがでしょうか。

どの施策にせよ、人件費なり、コンテンツ使用料なり、商品代がかかってきます。

これらを月謝に追加で上乗せするのではなく、
あらかじめそれを見込んだ月謝価格の設定にし、
一つのパッケージとしてサービス提供するのが弊塾の方式です。

このようなサブスクリプション型にすることで、運営面も煩雑にならずにミスが減ります。

塾さんによっていろいろな考えや方針もあるので、
必ずしも弊塾のやり方が合うとは限りませんが、少しでも参考になれば幸いです。

また、常にアップデートも続けていますので、今回ご紹介した取り組みも、
来年度に実施しているとは限りません。

「とりあえずやってみる」精神で、生徒さんが以前より少しでも頑張りやすくなり、
成績がアップする環境改善を続けていきたいですね!

【今回のまとめ】
・「これいけるかも」「いいかも」と思ったものはとりあえずやってみる

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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