【Vol.711(2023.07.26)】情報入手の意識を高めて

夏期講習が始まり、どの塾さんもお忙しく過ごされていることと思います。

しかし私も含め、授業や教室業務で忙しくなると、
ついそちらばかりが優先されることになり、
情報をキャッチするアンテナの感度が鈍くなりがちです。

情報の発信者は「塾の先生は忙しいだろうから、夏休み明けまで待ってあげよう」
なんて思うわけがないのですから、やはりこちらが意識して感度を高めておく必要があります。

まえがきでもお伝えしたジュクサガスさんのメルマガ記事も然りです。

忙しさにかまけて、このメルマガを読むことをスルーしていたら、
その時点で教室運営のチャンス獲得の機会を逃していたと言えるわけですから。

要は私たち自身の意識が、教室運営を左右するのです。

そこで、この1週間で私がキャッチした情報を3つ共有してみたいと思います。
あなたはこれらについてご存知でしたか?

「3つとも知っていた」という方はさすがです!

しかし「1つだけ知っていた」「1つも知らなかった」という方は、
もしかしたらアンテナの感度が鈍っていたのかもしれませんよ!

このメルマガをきっかけに、情報を入手する意識をつけていきたいですね!

1.共通テスト関連

〜令和7年度共通テストについての説明資料(7月21日)〜
https://www.dnc.ac.jp/hspersons/R7_highschool_siryo.html

大学入試センターが、令和7年度の共通テストについての資料をアップし、
さらにその資料をYouTubeで動画配信してくれています。

何よりも確実な大学入試センターの資料や動画ですから、
高2の生徒さんやその保護者さんへ告知することができますね。

「情報提供が早くてさすがだわ」という印象にはなっても、
悪い印象を与えることはまずないでしょう。

2.英検関連

〜2024年度より英検問題形式が一部リニューアル(7月6日)〜
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230706_info_eiken.pdf

〜4・5級チャレンジキャンペーン(7月21日)〜
https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2023/pdf/20230721_info02.pdf

どちらもなかなかインパクトのある内容です。

2024年度から1〜3級の問題形式が変わります。
また準2級や3級では受検時間も延長されます。

出題例を見る限り、難化するのは必至ですので、
英検の受検を考えている生徒さんへは、2023年度中の受検を勧めておくのがベターです。

こうした情報を持っていなければ「来年頑張ろうね」で終わっていた可能性がありますし、
何も知らず「来年も難易度は変わらないから」と伝えていた日には、信頼度もがた落ちです。

4・5級チャレンジキャンペーンは、
不合格だった生徒さんが再度チャレンジする場合は無償で受検できる制度です。

準会場の塾さんは手続きなどが大変そうな気がしますが、
制度自体は素晴らしいキャンペーンだと思います。

こういった情報も知っているか否かで、生徒さんへのアプローチも変わりますし、
「先生、知らないんですか?」なんてことも回避できます。

準会場となっている塾さんであれば、
英検協会から通知がきているので把握しやすいと思いますが、
そうでない塾さんの場合は自ら情報を取りにいく必要があります。

待っていても流れてくる情報ではないので、
普段からの(いい意味での)ネットサーフィンが大切です。

3.大学入試関連

〜令和6年度からの国立大学の収容定員の増加に係る設置計画一覧(7月5日)〜
https://www.mext.go.jp/content/20230705-mxt_daigakuc03-000029016_02.pdf

〜理系学部拡充へ文科省が118校支援、62校が学部・学科新設(7月21日)〜
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230721-OYT1T50137/

令和6年度から、情報系の国立大学の定員がなんと365人も増えるそうです。
さらっとリリースしていますが、かなり衝撃的な内容だと思いませんか!?

しかも、目下絶賛理系推し中である国のバックアップもあって、
62大学が学部・学科を新設します。

博多大学(仮称)もできるみたいですね。

受験生にとってはとても大切な情報ですので、
私たちも早めにキャッチしておく必要があります。

弊社セミナーでも何度も講演いただいている「日本の大学全部行った男」山内太地先生も
自身の動画やTwitterで発信されています。

さすが山内先生、情報入手と発信が早い。
しかも山内先生の考察付きなので、とても勉強になります。

例えば、下記は7月22日に配信された動画と、23日に配信されたTwitterの内容です。

〜理工系62大学拡充 青学、立教、中央に理系新学部(7月22日)〜
https://www.youtube.com/watch?v=jvybwk9-8_Q

〜国立大学の収容定員の増加に関してのツイート(7月23日)〜

国立大が理系の収容定員を増やすことは、受験生や高校にとっては良いニュースだが、
巡り巡って最もダメージを受けるのは中小の文系私立大であろうと述べられています。

さすが山内先生の忖度なしの意見、しがらみがないので言いたい放題ですね(笑)。
まさにド正論だと思います。

弊塾は高等部がありますので、
山内先生からたくさんのことを常に学ぶように心がけています。

山内先生のTwitterとYouTubeチャンネルは本当におすすめですよ。

〜山内太地先生 Twitterアカウント〜
https://twitter.com/yamauchitaiji

〜山内太地の大学イノベーション研究所〜
https://www.youtube.com/@user-tz3hl9hr7h/videos

いかがでしたでしょうか。

忙しい中でも情報収集の優先順位を上げていくことが、生徒さんのためにもなります。

「忙しい、だから無理」で終わらせるのではなく、
意図的に情報を入手する時間をしっかりと確保する習慣をつけるくらいでちょうど良いです。

「忙しい、だからできない」と言い訳する人に限って、
意外と時間があることを私は知っています(笑)。

生徒さんへのアドバイスのためにも、
夏期講習会期間中であっても正しく有益な情報を取りに行きましょう!

【今回のまとめ】
・情報は自ら掴みにいく
・忙しくても情報を入手する意識を忘れずに

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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