【Vol.727(2023.09.20)】セミナー受講後は、「行動・実践」が大切!

弊社では、月1回ぐらいのペースでセミナーや講演会を開催しております。

大切な時間やお金を投じてご参加くださっているわけですから、
私も何とかみなさんのお役に立ちたいと思いますし、
参加者のみなさんにも、セミナーで得たことをぜひ実践していただきたいと願っております。

一般的に、ビジネス系のセミナー受講者の中で、
学んだ内容を「行動・実践に移す人」は約20%なのだそうです。

さらに、その行動・実践を「継続する人」が、そのうちの約20%。

つまり、セミナー参加者の中で「行動や実践し、継続する人」は20%×20%=0.04、
つまり100人参加したら4人しかいないという計算になります。

弊社主催のセミナーにご参加いただいた先生方には、
やはりぜひともこの4/100に入っていただきたいです。

そこで今回は、その4人に入るための心得をお伝えしてみたいと思います!

個人的な主観かつ自戒も込めながらの内容ですが、
ぜひご自身を振り返る材料になさってみてください。

さて、セミナーを受講するのは、基本的に何か困りごとがあって、
「それを解決できるかも!?」という期待から参加される場合が多いですよね。

お知らせ欄でも告知中の弊社セミナー、
「中3継続率70%セミナー」(10/1開催予定)を例にしてみましょう。

ありがたいことにすでに5塾さまから参加のお申し込みをいただいておりますが、
みなさんはおそらく、現在の継続率が70%未満で
「どうすれば継続率を70%にできるのだろうか」という悩みをお持ちなのだと思います。

その方法を知りたくて、お申し込みをくださっているはずです。

もしかしたらすでに継続率70%以上あるにも関わらず、
「自塾でやっている以外の取り組みを知りたい」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ここまで勉強熱心な方であれば、逆に講師としてご登壇いただきたいレベルです(笑)。

ちなみに当セミナーは、弊塾で新しく実践してみた取り組み事例など、
少しずつマイナーチェンジを加えながら毎年開催しています。

そして、セミナー翌年の4月になると
「セミナーを受講して実践した結果、継続率が20%から60%に大幅アップしました!」
といった嬉しい連絡をいただくことがあります。

しかし、ご参加くださった全員からではありません。

毎年、おおむね1〜2件ほどですかね。

もちろん、結果を報告しないといけないルールがあるわけではありませんし、
私が知らないだけで、その後はうまく実践して成功している方もいらっしゃるとは思います。

一方で、残念ながらセミナーを受けただけで満足し、
実践せずに終わってしまっている方もいらっしゃるのではないかと感じています。

やり方だけ学んでお腹いっぱいになるパターンですね。

これでは参加した意味がなく、お金も時間も無駄にしてしまいます。

せっかく「セミナー参加」という行動にまでは移されたのに、実にもったいないです。

普段、生徒さんにも「勉強した内容が『分かる』と『できる』は違うよ」と
伝えておられる先生方も多いと思いますが、まさにその通りです。

セミナーで学んだことも、分かるだけでなく、できるようにならないといけないのです。

この一歩を踏み出せるかが、運命の分かれ道といっても過言ではありません。

行動・実践するためのポイントとしては、やりながら修正したり工夫したりすることです。

「走りながら考える」というやつですね。

慎重というかまじめすぎるというか、行動できない方の多くは、
「100%うまくいく方法」がないかを考え続け、踏み出せなくなっているように感じます。

しかし、そもそも100%うまくいく方法などありませんので、
その発想になっている時点でまず踏み出すことはできないんですよね。

ですから、心当たりのある方は
「とりあえずやってみる」「やりながら工夫していく」といった心持ちで、
1歩目を踏み出しやすくなるようにご自身のハードルを下げてあげてください。

また、「恐怖」が行動を邪魔しているケースもあるかもしれませんね。

行動するということは、何かを変化させるということです。
その変化によって、今よりも状況が悪くなる可能性もあるわけですから、勇気も必要でしょう。

「行動したのに結果が出ない」「行動したら状況が悪化した」ということになるくらいなら、
最初から行動しないほうがリスクが低いと考えてしまうのかもしれません。

でも、そうやって「何もしない」という判断を正当化したところで、
結果は「最高で現状維持」じゃないですか。

行動したのに結果が出なければ、なぜ結果が出なかったのか、
どうすれば結果が出るのかを検証することで次に繋がっていきます。

「これではうまくいかない」と分かっただけでも、本当はかなりの前進なんですよ。

ところが人間は、どうしてもすぐに結果を求めてしまうきらいがあります。

これははっきり申し上げても良いと思うのですが、
そんな簡単に結果が出るほど甘くはありません。

生徒さんや保護者さんには
「成績が上がるには、少し時間が必要です。そんな簡単にアップする魔法はありません」
と言いますよね?

それと同じですよ。

結果が出るまでは時間がかかりますし、結果が出るまでやり続けることが王道です。

「日曜日をつぶしてまでセミナーを受けている自分はかっこいい!」
なんて思ってはいけません。

それでは単なる「意識高い系」です。

「セミナーで学んだ内容を行動・実践し続けている自分はかっこいい!」
と言えるようになりましょう。

この秋も、セミナーや講演などがあちこちで開催されると思います。

どのセミナーや講演も素晴らしい内容だと思いますので、
とにかく参加するだけでなく、しっかり行動・実践に移してください。

ぜひ「学びの秋」として、実りあるものにしてくださいね!

【今回のまとめ】
・セミナーに参加しただけで満足していませんか?
・学んだことを実践に移せるかどうかが、運命の分かれ道

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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