【Vol.767(2024.02.09)】授業中に地震!あなたならどうする!?

みなさんもご存知の通り、今年の元日、
石川県能登地方で最大震度7を観測した地震がありました。

亡くなられた方、被害にあわれた方、またそのご家族のみなさまに
心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。

今も寒い中で避難生活を送られている方も多く、
また避難所では受験生が勉強できる空間がないなどのニュースに心が痛みます。

今私ができることは募金ぐらいですが、3~4月になれば、
旅行の北陸応援割が実施されるそうですので、
応援の意味も込めて家族旅行に行きたいと思っています。

今回の地震は元日ということで、お休みの塾さんも多かったと思いますが、
もし、今回のような地震が授業中に起きた場合、
弊塾であればどう対応するかを考えてみたいと思います。

あなたの塾では、対応を確立できていますでしょうか?

できている塾さんは素晴らしいと思いますが、
もし「まだ」とおっしゃる塾さんがいらっしゃれば、この機会にぜひ一緒に考えてみませんか。

こうした自然災害は決して対岸の火事ではありません。

いつ、どこで起こってもおかしくないのです。

起きてから後悔するのではなく、万が一の大地震が起きても、
決めたルール通りに冷静に対処できるようにしておくことが大切です。

さて、弊塾では、入会手続きの際に下記のような
「緊急時対応のお知らせ」と宝塚市のハザードマップをお渡ししています。

(緊急時対応のお知らせ、原文ママ)
=====
保護者各位
〜重要〜 個別教育フォレスト 緊急時対応のお知らせ

当教室では、震災等、万が一の場合の対処として下記のように行動いたします。
ご承知おきくださいますようお願いいたします。

緊急時(災害発生時)の対応
万が一、授業中・通塾中に災害等が発生した場合、
下記の避難場所へとお子さまを誘導いたします。
※状況によっては、連絡が取り難い状況になる恐れがあるため、
一律にご家族への連絡をせずに誘導いたします。
※また、近くにお住まいの生徒さまであっても、例外なく一度避難場所へ誘導いたします。
※避難後、ご家族の方と連絡がつくまで、避難場所から移動いたしません
(但し、警察・消防・自治体等の指示があった場合には、それに従います)。

緊急避難場所
当教室の避難場所は、 長尾南小学校(指定避難所) といたします。
災害発生時には、こちらへお迎えをお願いいたします。
=====

あとは、絵に描いた餅にならないように、有事の際にきちんと行動できるかが大切です。

いい機会ですので、弊塾でも私自身の取り組みとして、
教室長や講師スタッフにも再度この内容を共有して、
取るべき行動を危機感を持って思い出してもらおうと思います。

大切なことは、何度でも伝えるのが重要ですね。

併せて、保護者さん・生徒さんにも、再度お知らせしようと思います。

人間はすぐに忘れてしまう生き物ですので、
年2〜3回など、定期的に伝える習慣も大切かもしれません。

あとは、授業中に地震が起きた際には、
すぐに「全員、机の下に!」と叫べるようにしておきたいところです。

以前、震度4ぐらいの地震が起きて教室が揺れたとき、
恥ずかしながら、私も驚いてしまって言葉が出なかった経験があります。

「地震が起きたら、すぐ叫ぶ」が無意識でできるように、体に刷り込ませていきたいです。

災害用の備品も最低限は常備しておきたいところです。

弊塾には、水やお茶のペットボトルが50本、簡易トイレ100セット、
生理用品がストックしてあります。

大きなストックスペースがあるわけではないので、数が足りないかもしれませんが、
ないよりはマシと思い、万が一に備えている状況です。

大地震が起きた場合、塾単体でできることなど限られています。

ですから、まずはとにかく生徒さんやスタッフの生命と安全を守ることを最優先に、
行動指針を考えておきましょう。

こういった部分に関しては、
大手塾さんのほうがしっかりマニュアル化して周知徹底されていると思いますが、
個人塾や小規模塾でも、しっかりルールを決めておきたいところです。

こういった部分があることで、保護者さんや生徒さんも安心できますし、
「きちんとしている塾」として信用されると思います。

地震はいつどこで起きるかわからない災害です。
だからこそ、塾関係者全員が日頃から意識を高めておく必要があります。

「うちではこういった取り組みをしているよ!」いう方がいらっしゃいましたら、
ぜひ教えてください!

【今回のまとめ】
・地震はいつ、どこで起こるかわからない
・地震が起きた時に冷静に行動できる指針を作っておく

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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