【Vol.672(2023.03.10)】塾業界は、見た目だけで得をする!?

ちょっと刺激的(挑発的?)なテーマかもしれませんが、あながち間違っていないと思います。

結論から言うと、悲しいかな塾業界関係者は、
身なりに気を配らない人が多いように感じます。

あくまで私の感覚値ですが、教室訪問でお会いした方や、セミナー参加者、
私立校などで行われる学習塾向け入試説明会などで見てきた限り、
どうしてもそう感じざるを得ないというのが正直な感想です。

極端な例ですが、もし塾関係者が、
身なりが大事な美容業界やファッション業界に転職活動したら、
のきなみ不採用になるのではないかと思います。

もちろん、彼らのように流行をバシッとおさえて
オシャレになれと言っているのではありませんし、
芸能人のように容姿端麗になる必要もありません。

ただ、見た目を整える努力は必要ですし、ちょっとした心がけだけでも、
上品さや清潔感を醸し出すことは可能です。

私も、日々意識するように気を付けています(もちろんまだまだの部分が多いですが)。

人はどうしても、第一印象(見た目)で相手を判断する面があります。

新規面談でも第一印象がいいだけで入塾率はアップします。

もし、となりの競合塾の塾長さんが、くたくたのスーツを着て、ボサボサの髪の人だったら、
それだけでも優位に立てます。

「チャラチャラと見た目に気を使う暇があるなら、少しでも教務力を上げる努力をすべき!」
という意見ももちろんあるでしょう。

何ごとも最終的には中身で勝負なのは私も重々承知していますが、
だからこそ「それ以前のこと」で損をするのはもったいないじゃないですか。

営業マンはこういったことを当たり前として意識していますが、
塾の関係者は自分が営業マンであることの意識が薄い傾向があります。

営業が苦手というか、
「営業」という言葉そのものにネガティブな印象を持つ方もおられるでしょうが、
何も、ぐいぐい売り込む行為のみを「営業」というのではありません。

こうして、自分や塾に好印象を持ってもらう(少なくともイヤな印象を与えない)ことだけでも、
立派な営業活動なんですよ。

悪いことでも何でもありません。

私は塾人が「自分は常に営業マンである」という意識を持っておくのは、
プラスなことばかりだと思っています。

では、具体的に見た目の何をどう工夫すれば良いか、一緒に考えてみましょう。

ただ、くれぐれも誤解しないでいただきたいのですが、
悪口めいたことを言いたいのではありません。

あくまでも、「お互い気をつけていきましょうね」という注意喚起をして、
「意識するだけで得をする」と分かっていただきたいだけですので、
もし耳の痛い話があったとしても、どうかご気分を害されないでくださいね!

さて、具体的には以下の3点がポイントだと思います。

(1)顔などの露出部分
(2)服装
(3)体型

ひとつずつ解説していきますね。

(1)顔などの露出部分

もちろん、美男美女になれという話ではありません。

例えば、寝癖がついたまま授業をされていませんか?
私なら、自分の子どもを寝癖全開の塾長のもとに通わせるのは不安です。

・髪は整える
・1〜2ヶ月に1回は散髪に行く
・ヒゲは毎日剃る
・肌がカサカサにならないようにクリームや保水液を塗る
・眉毛を整える
・目ヤニをとる
・鼻毛・耳毛を剃る

最低でも、このあたりは心がけておきたいところです。

また、保護者面談でも、授業時でも、塾講師は指先をよく見られる仕事でもあります。

爪の手入れもしっかりしておきましょう。
切っていないとか、爪垢で真っ黒だとかは言語道断ですよ!

特に女性(お母様含む)はよく見ていると思いますから、気をつけましょう。

爪を噛む癖があって、爪先がガタガタになっているものマイナスです。

障害や病気による爪噛みもあるので
一概に「すべて、いますぐやめろ!」とまでは言えないのですが、
単なる癖であるなら直す努力をしたほうが良いですよ。

ちなみに私も、中学生までは爪を噛む癖が抜けなかったのですが、
高校生の時に好きな女の子に好かれるためという不純な動機で、爪を噛まなくなりました。

けっきょくフラれましたが(笑)、いいきっかけだったと思います。

また、女性の塾長や講師の場合は、ネイルがお好きな方も多いと思いますが、
塾という業態の性質上、派手になりすぎないほうが無難でしょう。
(ネイルは禁止という塾さんも多いですね)

(2)服装

これ、意外に気にされない方が多いのですが、
体型に合っていないサイズの服を着ていませんか?

例えばスーツがダボダボだったり、逆にピチピチすぎたり。

数年前の服だと体型も変わっている場合もありますし、
決して高いものでなくてもいいので、定期的に買い替えたり、仕立て直したりしましょう。

また、服装には(過度に気にする必要はないものの)デザイン上のトレンドも多少はあります。

かつてバブル期に流行した肩パッド入りスーツってありますよね?
例えばあれをいま着ていたら、違和感満載です(笑)。

それに昔の服は、当時の年齢のあなただから似合っていた可能性もあります。
若者には若者に、中年には中年に似合う服というのがあるのです。

今のあなたの年齢や体型に合う服を選ぶようにしましょうね。

あと、これから汗をかく季節にもなります。

シャツに汗が染み込むと、匂いやシミのもとになりますし、
「あまり汚れてないから」と洗濯もせずに着回すのはやめましょう。

できれば1回着るごと、最大でも2回着たらクリーニングに出すのがおすすめです。

スボンやスカートも、2〜3回履いて交換できるぐらいのストックがあればいいですね。

私は毎年、Yシャツを10枚、ズボンを6本ほど、毎年購入しています。

その代わりとても安いです(笑)。
スーツの青山さんで、ネットで購入しています。

毎年新しいものを着られるのは、とても気持ちよくておすすめですよ!

(3)体型

これも、努力次第である程度調整が効くと思いますが、特に肥満には注意したいところ。

仕事柄、学習塾は終業時間が深夜になることが普通の職種です。
そこから夕食、場合によっては日付が変わってから食べるという方も多いでしょう。

それに、仕事終わりのラーメンは、最強に美味しいのです……
私もその魅力に取り憑かれている1人です。

しかし、食べてすぐ寝るのは消化に悪いとも言われていますし、
かといって消化を優先して待っていては、今度は睡眠不足につながります。

とにかく塾の仕事は、健康面でからはかなりマイナス要素が多いのです。

だからこそ、健康には人一倍気を使う意識が必要ですし、それをできるかどうかが大切です。

もともとの体型もありますし、モデル体型になる必要もありませんが、
保護者さん(特にお母さん)の立場で見れば、
やはり太りすぎていたり、痩せすぎていたり、とにかく「健康的でない」のは良くありません。
(病気の場合はのぞく)

ただし、食生活をルールでがんじがらめにして、逆にストレスになってしまうと本末転倒です。

無理のない範囲で、バランスの良い食生活(朝・昼はしっかり食べ、夜は控えめになど)を
行いつつ、適度な運動をしましょう。

ちなみに、塾人に一番好都合な運動はポスティングだと私は思います。

少し早足で歩けば、有酸素運動もしつつ、塾の宣伝もできます。
ダブルで効果的じゃないですか(笑)!

実は私も「毎日腹筋100回」「ラーメンは月1回まで」「ポスティング月10,000枚」と
ルールを決めて、自己管理するように努力しています。

私は本来、暴飲暴食タイプですし、炭水化物も大好きなんです。

しかし、年々代謝も落ちてきているのも感じているのも事実ですし、
「ちょっと頑張るだけで入塾率がアップする」と考えて、モチベーションを維持しています!

いかがでしたか?

つきつめると「相手に不快感を与えない」のが、結論だと言えます。

どれも、ちょっとした意識付けと工夫でできることですが、
意外とやってない人が多い(安多調べ)からこそ、
ちょっとやるだけでも他塾さんとの差別化になるのです。

ぜひ心がけてみてください。

あっ、あと口角は普段からあげておきましょうね。
顔の表情が豊かになりますので!

【今回のまとめ】
・最低限、相手に不快感を与えない身だしなみを
・意外とすぐに改善できることが多いかも

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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