【Vol.748(2023.12.01)】講師研修会の参加率をアップさせるポイント

弊塾では年に3回、講師研修会を行っておりまして、ちょうど先週末にも開催したところです。

全4時間の研修で、前半は教室の現状を細部まで伝え、
入・退会者の情報や講習会での指導の進め方を共有します。

後半では、講師同士で先生役と生徒役になり模擬授業や、
テーマに基づいたグループワーク、外部講師を招いてのセミナーなどを行っています。

先日の研修会では、模擬授業を実施しました。

同じような研修会を実施しておられる塾長さんも多いと思いますが、一方でこんな声も。

「せっかく開催しているのに講師の参加率が低くて……」という悩みです。

通常授業がある平日の開催は難しいですから、必然的に土日を利用することになるぶん、
講師の皆さんも足が遠のきがちなのかもしれません。

こちらとしても、本来は休日であるときに、
無理やり研修に参加させることははばかられます。

ただ弊塾では、年間の開催回数こそ年3回とそんなに頻繁ではないものの、
講師の参加率は毎回90%前後で推移しています(今回の研修会では100%でした)。

100%でない時もあるのが残念なところですが、
それでも数値的にはまだ高いほうではないでしょうか。

もちろん、講師のみんなが業務に前向きで積極的でいてくれるから
というのも理由の一つでしょうが、こちら側の行動として、
「事前準備」や「参加したくなるような仕掛け」を施していることもポイントだと思います。

弊塾で取り組んでいる「事前準備」とは、以下のようなものです。

・採用時、「講師研修会の参加は原則必須」と伝える
・2ヶ月前には研修会の開催予定日を複数提示し、アンケートをとる
・講師研修会参加の有無が、査定項目のひとつであることをあらかじめ伝える

至ってシンプルな内容かとは思いますが、業務の一環として、
研修会に参加するのが基本であるということを事前に伝えておく形です。

こういうのは、後出しより先出しでコンセンサスを得ておくにこしたことはないと思います。

また、無給で研修会に参加してもらうなどあってはなりません。

業務のための研修として時間的拘束を求めているのですから、
給与を発生させるのが当然です。

次に「参加したくなるような仕掛け」ですが
例えば「就活に関する講演や講座」を研修会に組み込んでいることもそのひとつです。

学生講師からすると、就活は避けては通れない関門です。

そこで弊塾では福利厚生の一環として、
就活サポートの講演会や講座を研修会で同時開催しています。

講師からしても「バイト先で、就活のヒントがもらえるのはありがたい」
と思ってくれているようで、実際にそういうレスポンスも多いです。

努力が実って第一志望の会社に就職できた講師も多数おり、
少しはそこに貢献できたのかと思うとやりがいもあります。

ぜひ、みなさんにもこうした「就活サポート」を研修内に盛り込むことをお勧めしたいです。

ちなみに弊塾の就活講習では、過去にこういった方々を講師としてお招きしました。

<サントリーで人事にも携わった、株式会社ZEST・林大輔代表>

当メルマガでも何度かご紹介しております、明光義塾の元スーパーオーナーさんです。

サントリー社で営業や人事に携わっておられた強みを活かし、
塾経営でも大成功を収められました。

先日も塾長や教室長対象の「営業(面談)研修」を実施していただいたばかりです。

そのご経験から
「就活のポイント」「面接のポイント」「学生時代に意識しておけばいいこと」
「塾のバイト業務で、社会人スキルを身につける方法」
といった内容のお話をしていただきました。

模擬面接の面接官役を務めていただいたこともあります。

弊塾では年1回は必ず講演をしていただいており、
参加する講師の構成や時期に応じて内容もアレンジしてくださり、
講師からも非常に感謝されています。

ちなみに林代表は、現在経営されているZEST社の業務の一環として、
全国各地で「超・就活セミナー」という講演をされています。

単なるノウハウのレクチャーではなく、塾経営畑のご出身ならではの
「塾で働くことが社会に出てどのように活かせるか」
といったメリットも存分にお話しいただけるので、
講師の業務に対するモチベーションアップにもなり、一石二鳥なのです。

ご興味のある方は、ぜひ林さんに講演を依頼されてみてください。

ご相談・ご検討は私までご連絡いただければ、林さんにお繋ぎします!

<ANAの現役CAさん>

ANAの現役CAさんにも今までに4回お越しいただきました。

テーマは「マナー研修」と「第一印象研修」です。

例えば名刺の渡し方から、挨拶の仕方、おじぎの角度まで、
プロ中のプロともいえるCAさんに指導していただきました。

第一印象をよくするための口角を上げる練習、発声練習などなど……

「すぐに使える」情報満載で、これまた講師たちにも好評です。

一般的なマナー講師の方にお願いするのもアリでしょうが、
あえてCAさんに依頼しているのは私の個人的な趣味……いや(笑)、
「ANAのCAさんから教えてもらった」という貴重な経験が、
(研修会に対する)ブランド価値になると考えたからです。

<弊塾で働き、社会で活躍している元講師>

弊塾で働いてくれた元ベテラン講師たちが、社会人となり活躍しています。

林氏のような経営者さんや、CAさんのような「すごい人」のレクチャーも良いのですが、
ときにはできるだけ講師と立場や視点が近い人に話してもらうのも効果的です。

親でも先生でも友達でもない、「ナナメの関係」ってやつですね。

今まで、4名の元講師に登壇してもらいました。

内容は

「今の仕事内容や働き方」「転職する際のきっかけ」
「自身が講師時代に意識して取り組んでいたこと」「就活でのポイント」
「弊塾(フォレスト)で働くメリット」

などですが、こちらも講師たちからは「リアルな声が聞けた」と絶賛の嵐でした。

元講師たちが話す内容ですから、親近感がわかないはずがありません。
この人選も非常に良かったと自画自賛しています(笑)。

いかがでしょうか?

これはあくまで弊塾の事例であって、別に講演会でなくても、
もっといえば就活に関連する情報でなくても良いのです。

講師にとって役立つ何かを提供することができれば、
自らの意思で「参加したい!」と思ってもらえるはずですし、
研修会への参加優先順位は飛躍的にアップします。

逆を言えば、講師研修会の参加率が低いのは、
「講師研修会に参加するメリットが感じられないから」です。

自分にとって重要だと判断すれば、週末であろうと他に予定があろうと、
なんとか参加しようとしてくれますものね。

講師研修は、広い視点で捉えればもちろん「教室のため」なのですが、
「目の前の講師のため」という気持ちで臨めば、おのずと良い企画も生まれてくるはず。

講師研修会後の親睦会も同様で、
サークルのようにみんな楽しくワイワイやっている姿を見ると、私まで嬉しくなります。

近年はこうした飲み会も強制参加は良くないという考え方が定着していますし、
苦手な講師には配慮も必要です。

ただ、お互いを高めあえる仲間で楽しく飲めるなら、どんどん開催すればいいと思います。

楽しく、教室にとっても価値のある飲み会にできるかは、こちらのさじ加減です。

自分(自塾)のためではなく、講師のため、そして生徒さんのため。

研修会に限らず、こうした意識が結局は繁盛する教室を生み出すのではないかと思います。

お互い、意識したいですね。

【今回のまとめ】
・就活サポートなど、講師に役立つコンテンツを研修会に盛り込む
・教室のためではなく、講師のためという気持ちで取り組む

この情報をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

目次