今週は夏期休校の塾さんも多いと思います。
弊塾周辺の塾さんも軒並みお休みで、大手さんなどは「8月9日から16日」など、
1週間ほどの大型連休にされている塾さんも多いです。
ちなみに弊塾は今週もずっと教室開校していています。
と言うか、夏休み期間は全日開校です。
やはり高3受験生がおりますので、
教室を開校して、勉強できる環境を作ってあげたいという気持ちが強く、
かれこれ10年以上、お盆休み期間中も教室を開校しています。
そのため、他塾さんの玄関に夏期休校のお知らせが貼ってあると。
謎の対抗意識で「勝った」とニヤッとしてしまいます(笑)。
特に大手塾さんの場合は労務問題もありますので、
基本的にはしっかり休みを取らざるを得ませんので、仕方のないことだと思います。
しかし、個人塾は実際のところなんでもありです。
私もたいてい出社はしているのですが、スタッフ同士で日程調整を行いやりくりをしています。
安全管理の点から、大学生講師が教室の開け閉めをするとか
大学生講師しかいない時間帯が発生するなどは、絶対に避けるようにしています。
志望校合格を目指す高3生にとっては、質のいい授業や居心地の良さはもちろんですが、
集中して自習できる環境を重視しているはずです。
そのため、高校生がいる塾を運営している身として、
勉強できる夏休み期間中に教室を閉めることにはどうしても抵抗があるのです。
もちろん、それを絶対視して
「みんなそうすべき」「休むなど怠慢」などと言いたいのでもありません。
休校の判断は塾の方針や価値観に沿えばよいと思います。
その前提であえて申し上げますが、やはりお盆期間中(だけでなく、年間を通じて)の
教室開校は、大手塾さんとの大きな差別化になるのは事実です。
先述したように、大手塾さんは労務問題があり、全日開校は困難を極めるからです。
大手塾さんだって、受験生のためにできる限り教室開校をするメリットは
分かっておられるはずです。
しかし、そうした「生徒のため」が完全に免罪符となり、
塾業界全体の労働環境の悪化を招いたとも言えます。
大手さんだからこそ業界全体の労務環境を整えるという、
社会的義務もあるということですね。
そこで、大手さんには資金力や知名度では勝てない部分を、
大手さんが真似できない部分で支持を得て、
地域から必要とされる個人塾になるのも一つの方法だと思います。
実際に弊塾も、年間を通してほとんど開校することで、
それが評判となり、たくさんのお問い合わせや紹介をいただき、
入塾につながっていると言えます。
自画自賛で恐縮ですが、勉強したい高校生にとって最適の環境だと自負しています。
確かに「毎日開校するのは生徒のためになるけれど、従業員に負担を強いるわけには……」
という塾長さんも多いと思います。
もちろん、個人塾だから労務管理など必要ないという意味ではありません。
ただ、そこはやり方次第です。
弊塾も小さな個人塾ですが、うまく開校することができていますよ!
私からのシンプルかつ、即効性のあるアドバイスとしては、事務員さんと雇うことです。
弊塾は、ふだん土・日に勤務してくれている事務スタッフがいますが、
夏休み期間などはお盆期間にも出勤してもらっています。
事務員さんを雇うことができれば、必ずしも塾長が出勤して教室を開ける必要はありません。
心にも余裕がでますし、塾長自身の休みもしっかり確保できます。
また、事務スタッフがいれば教室の掃除や雑務なども担ってもらえますので、
その時間を塾長しかできない業務に費やせるようになります。
その点でもかなり楽になりますので、
オールシーズンを通して事務スタッフさんの雇用はおすすめです。
事務スタッフではなく、社会人講師で代用することも可能ですが、
講師はあくまで学習指導の専門スタッフだと考えたほうがよいと思います。
講師も、事務仕事をしたくて塾で働いているわけではないでしょうしね。
講師の時間的余裕がどこまであるかも分かりませんし、
時給も講師のほうが高いはずですので、人件費を圧迫します。
事務給を調整して、授業とは別の時給を設定することも可能かもしれませんが、
そこまでやるのはむしろ手間になる可能性も高いです。
もちろん、意欲的だったり協力的だったりする講師がいるのであれば心強いですし、
条件が整うのであれば頼ってもよいと思います。
また、事務スタッフを雇用する際にかなりおススメなのは、「卒塾生の保護者」人材です。
我が子(卒塾生)が大学生や社会人になって子どもにかかる時間が減り、
土日やお盆なども含めて比較的時間の融通がききやすく、
しかも塾のことも初めからよく理解してくれているため、うってつけなのです。
普通に求人を出しても、なかなかこのレベルで条件の揃った人材を採用するのは
至難の技だと思います。
求人代もかかりませんから一石四鳥ぐらいの価値はあるのではないでしょうか。
もちろん弊塾の事務スタッフも卒塾生(&学生講師もやってくれた)の保護者さんです。
貴塾でも、卒塾生の保護者さんを思い出してみて
適任者がいるようならぜひアプローチしてみましょう。
このあたりも、定期的に異動のある大手塾さんでは難しい手法です。
それでも、新たに雇用をするのは人件費が気になる方もおられるかもしれません。
確かに弊塾でも、毎月7〜8万円ほどの給与が発生しています。
それでも、土・日が毎週開校できるのであれば、安いと思うのは私だけでしょうか。
土・日やお盆期間、GWなどに開校でき、その認知が地域に広がるのであれば、
自然と生徒さんは増えるはずですし、決して高い投資ではないはずです。
特に、しっかり勉強したい意欲的な生徒さんが増えると思います。
それを前提に、教室管理費などの毎月の運営費などを値上げするのもいいでしょう。
他塾さんにはない優れた学習環境を提供するわけですから、
値上げしても不満にはつながりません。
顧客が値上げを不満に感じるのは、
サービスが向上していないのに値段だけが上がる時です。
値上げに見合った価値を提供できればむしろ顧客感動につながります。
したがって、値上げした分だけで事務員さんの人件費も十分にカバーできるはずです。
ちなみに弊塾の月額管理費は、高3は9,900円、高1・2は5,500円の設定としています。
今後、大手塾さんも顧客満足度を高めるために、自習室の充実を徹底してくるはずです。
地域密着性の強い大手塾さんだと、どこか1ヶ所の教室だけに集約して開校し、
他の教室の生徒さんが通えるようにするかもしれません(もうしている塾さんもあるかも?)。
また、最近流行り(?)の有料自習室を併設してくることも考えられます。
無人運用という点でリスクもあることから、
なかなか踏み出しきれない大手塾さんも多いと思いますが、
近いうちに何らかの対応をしてくるのではないでしょうか。
そうなった場合でも、みなさんの塾は安泰と言えるでしょうか。
大手塾さんがお盆期間に自習室を開校しているのに、
個人塾は1週間休みという環境を想像してみてください。
私なら、不安でとても休んでいられません。
個人的な予想ですが、数年以内に大手塾さんも
「自習室が毎日使える」ことをウリにしてくる日がくるはずです。
エリア限定で、実験的に行っている大手塾さんもあると思います。
やはり、今のうちに休校期間をできるだけ減らす工夫をしておき、
そのブランドを構築しておくべきだと思います。
うまくいく仕組みが作れたら、その事例をぜひ教えてくださいね。
楽しみにしています!
【今回のまとめ】
・個人塾こそ、できる限り教室開校できる仕組みを作っておく
・数年後、大手塾が「毎日自習室を使えます」とアピールしてくるかも!?
