【vol.579(2022.04.20)】ポスティングのススメ(学生講師編)

今の時期、どの塾さんも講師採用に力を入れておられるのではないでしょうか。
弊塾も同様です。

特に入学したての大学1年生は
「どのバイトをしようかな~」とニーズの高まる時期でもありますので、
私たちとしてはいい人財を採用するチャンスですよね。

一方で、「いい学生講師がなかなか集まらない」という声をよく聞きます。

以前、社会的にも大きく取り上げられた塾のブラックバイトの風評問題もあってか、
やりがいや給与面なども含めて、
塾講師という仕事自体に魅力を感じなくなっている学生が増えているのかもしれません。

一昔前までは塾講師も人気のバイトだったように感じますが、ちょっと寂しい気もします。

これは、魅力的な就業環境を作れなかった私たち学習塾業界側にも責任がありますので、
反省していかないといけませんね。

さて、講師数という意味で言えば、弊塾では現状くらいでまずまず適切です。

ただ、「適切」と言えば聞こえはいいですが、
言い換えると「1人抜けると回らなくなる」とも言えます。

したがって、あと2~3名ほどは採用しておいて、
余裕を持って教室を回せるようにしたいところ。

また、この春から大学4年生と大学院2年生になった講師が1名ずついますので、
来年は確実に卒業します。

先を見据えて、今から1年計画で人財補強を進めているところです。

現状のメンバーで教室を回すことはできているので緊急ではありませんが、
いわゆる「時間管理マトリクス」における「緊急ではないが重要」に該当する要素でので、
意識的に行動するように心がけています。

具体的な採用活動としては、塾講師専用の求人サイト(塾講師ステーションさん)をはじめ、
タウンワークさんなどへも掲載を行っております。

おそらくこのあたりは、多くの塾さんで同様の取り組みをなさっているのではないでしょうか。

それに加えて弊塾では、ちょっと尖った(?)方法として、
ポスティングによる人財開拓を行っております。

生徒募集のポスティングは行っていないのですが、
講師募集のポスティングはずっと続けているんですよ。

と言うのも、求人サイトだけではやはり競合も多いからです。

あらゆる塾さんが掲載されており、よほど目立たない限り埋もれてしまいがちです。

また、近隣の大手個別指導塾さんでは、ありえないぐらいの高時給を提示していますので、
待ちの姿勢だけではなかなか集まりません。

そこで、どうにかしたい一心で始めたのがポスティングだったんです。

しかしこれが、なかなかいいんですよ!

詳しく説明しますと、弊塾における学生講師の構成は、まず地元(宝塚市)在住の大学生と、
最寄駅から4駅 9分ほどのところにある大阪大学の学生さんがメインです。

1人暮らしの阪大生がターゲットということですね。

少し細かくなりますが、タウンワークなどに求人を掲載すると、
大阪大学生にとって弊塾の地元・宝塚市は「遠い」という先入観があって、
その時点で選択肢から外されがちです。

しかし先述したように、阪大から弊塾までは4駅9分ですので、
本当はさして遠くないんですけどね。

ですから、「4駅離れたところにこんな塾がある」と知ってもらうことは何よりも大切なのです。

実際、4月に入って2500枚ほどポスティングしましたが、
なんと3件の問い合わせがありました! 

地道ですが、やはり効果的なのだと思います。

ポスティングに使うチラシは、A4サイズの両面カラーです。
それを三つ折りした状態でワンルームマンションにポスティングをしていきます。

講師募集チラシの特徴はたくさんあるのですが、その中で3つ挙げると、

・厚めの用紙にする
・「阪大生のみなさん~」というキャッチと使う
・今働いてくれている学生講師の紹介や顔写真を入れる

といったあたりでしょうか。

厚めの用紙にしているのは、他のチラシよりワンランク上の質感になるからです。

薄いペラペラのチラシ(紙)はどうしても安っぽさが出ますし、
湿度が影響してしわくちゃになりがちです。

カラーかつ写真なども盛り込んでいるので、
光沢のある厚めの用紙を意図的に使っています。

「阪大生のみなさん~」というキャッチにするのは、
やはりチラシを見た瞬間「自分のことだ!」と刺さりやすくなり、
チラシの精読率が上がるからですね。

マーケティング的には「ターゲットを絞る」というやつです。

先輩講師たちの顔写真とコメントを掲載するのは、安心感を醸成するためです。

ポスティングのチラシ自体、一定の警戒心はどうしても抱かれますから、
同じ阪大生が働いている塾として関心を持ってもらいやすいはずです。

このポスティング、もう5~6年やり続けています。

実際に私が配布しています。

学生講師にお願いするのもありなのですが、
ポスティング行為を注意されたり怒られたりすることもありますので、
万が一のトラブル対応を考えても、私がやったほうがいいかなと。

このあたり塾さんによって考え方も異なるでしょうが、
自分自身でポスティングを続けたおかげで、
今では阪大生が住んでいるであろうワンルームマンションをほぼ網羅しています。

新築マンションを見つけた時なんて、テンションが上がるようになってしまいました(笑)。

時間帯は平日午前中に1時間前後。

あまり長時間すぎても継続できないこともあり、他の業務との兼ね合いも考え、
このくらいが適度な時間かんと感じています。

おまけとして、ポスティングは健康にもいいです!

歩き続けますし、時には階段を登ることもありますので、
運動不足気味の塾の先生には一石二鳥だと思います。

いかがでしたか?

立地条件によるところも大きいので、すべての塾さんで同じことができるとは限りませんが、
何もせず待っているよりはるかにマシです。

一般的に言われていることですが、「やってみよう」と思った人のうち、
実際に行動へ移すことができる人は2割もいないそうです。

しかし、ここが成果の分かれ目!
「とりあえずやってみる」精神で、チャレンジしてみてくださいね!

【今回のまとめ】
・待ちの姿勢だけではダメ! できることは「とりあえずやってみる」を大事に

今の時期、どの塾さんも講師採用に力を入れておられるのではないでしょうか。
弊塾も同様です。

特に入学したての大学1年生は
「どのバイトをしようかな~」とニーズの高まる時期でもありますので、
私たちとしてはいい人財を採用するチャンスですよね。

一方で、「いい学生講師がなかなか集まらない」という声をよく聞きます。

以前、社会的にも大きく取り上げられた塾のブラックバイトの風評問題もあってか、
やりがいや給与面なども含めて、
塾講師という仕事自体に魅力を感じなくなっている学生が増えているのかもしれません。

一昔前までは塾講師も人気のバイトだったように感じますが、ちょっと寂しい気もします。

これは、魅力的な就業環境を作れなかった私たち学習塾業界側にも責任がありますので、
反省していかないといけませんね。

さて、講師数という意味で言えば、弊塾では現状くらいでまずまず適切です。

ただ、「適切」と言えば聞こえはいいですが、
言い換えると「1人抜けると回らなくなる」とも言えます。

したがって、あと2~3名ほどは採用しておいて、
余裕を持って教室を回せるようにしたいところ。

また、この春から大学4年生と大学院2年生になった講師が1名ずついますので、
来年は確実に卒業します。

先を見据えて、今から1年計画で人財補強を進めているところです。

現状のメンバーで教室を回すことはできているので緊急ではありませんが、
いわゆる「時間管理マトリクス」における「緊急ではないが重要」に該当する要素でので、
意識的に行動するように心がけています。

具体的な採用活動としては、塾講師専用の求人サイト(塾講師ステーションさん)をはじめ、
タウンワークさんなどへも掲載を行っております。

おそらくこのあたりは、多くの塾さんで同様の取り組みをなさっているのではないでしょうか。

それに加えて弊塾では、ちょっと尖った(?)方法として、
ポスティングによる人財開拓を行っております。

生徒募集のポスティングは行っていないのですが、
講師募集のポスティングはずっと続けているんですよ。

と言うのも、求人サイトだけではやはり競合も多いからです。

あらゆる塾さんが掲載されており、よほど目立たない限り埋もれてしまいがちです。

また、近隣の大手個別指導塾さんでは、ありえないぐらいの高時給を提示していますので、
待ちの姿勢だけではなかなか集まりません。

そこで、どうにかしたい一心で始めたのがポスティングだったんです。

しかしこれが、なかなかいいんですよ!

詳しく説明しますと、弊塾における学生講師の構成は、まず地元(宝塚市)在住の大学生と、
最寄駅から4駅 9分ほどのところにある大阪大学の学生さんがメインです。

1人暮らしの阪大生がターゲットということですね。

少し細かくなりますが、タウンワークなどに求人を掲載すると、
大阪大学生にとって弊塾の地元・宝塚市は「遠い」という先入観があって、
その時点で選択肢から外されがちです。

しかし先述したように、阪大から弊塾までは4駅9分ですので、
本当はさして遠くないんですけどね。

ですから、「4駅離れたところにこんな塾がある」と知ってもらうことは何よりも大切なのです。

実際、4月に入って2500枚ほどポスティングしましたが、
なんと3件の問い合わせがありました! 

地道ですが、やはり効果的なのだと思います。

ポスティングに使うチラシは、A4サイズの両面カラーです。
それを三つ折りした状態でワンルームマンションにポスティングをしていきます。

講師募集チラシの特徴はたくさんあるのですが、その中で3つ挙げると、

・厚めの用紙にする
・「阪大生のみなさん~」というキャッチと使う
・今働いてくれている学生講師の紹介や顔写真を入れる

といったあたりでしょうか。

厚めの用紙にしているのは、他のチラシよりワンランク上の質感になるからです。

薄いペラペラのチラシ(紙)はどうしても安っぽさが出ますし、
湿度が影響してしわくちゃになりがちです。

カラーかつ写真なども盛り込んでいるので、
光沢のある厚めの用紙を意図的に使っています。

「阪大生のみなさん~」というキャッチにするのは、
やはりチラシを見た瞬間「自分のことだ!」と刺さりやすくなり、
チラシの精読率が上がるからですね。

マーケティング的には「ターゲットを絞る」というやつです。

先輩講師たちの顔写真とコメントを掲載するのは、安心感を醸成するためです。

ポスティングのチラシ自体、一定の警戒心はどうしても抱かれますから、
同じ阪大生が働いている塾として関心を持ってもらいやすいはずです。

このポスティング、もう5~6年やり続けています。

実際に私が配布しています。

学生講師にお願いするのもありなのですが、
ポスティング行為を注意されたり怒られたりすることもありますので、
万が一のトラブル対応を考えても、私がやったほうがいいかなと。

このあたり塾さんによって考え方も異なるでしょうが、
自分自身でポスティングを続けたおかげで、
今では阪大生が住んでいるであろうワンルームマンションをほぼ網羅しています。

新築マンションを見つけた時なんて、テンションが上がるようになってしまいました(笑)。

時間帯は平日午前中に1時間前後。

あまり長時間すぎても継続できないこともあり、他の業務との兼ね合いも考え、
このくらいが適度な時間かんと感じています。

おまけとして、ポスティングは健康にもいいです!

歩き続けますし、時には階段を登ることもありますので、
運動不足気味の塾の先生には一石二鳥だと思います。

いかがでしたか?

立地条件によるところも大きいので、すべての塾さんで同じことができるとは限りませんが、
何もせず待っているよりはるかにマシです。

一般的に言われていることですが、「やってみよう」と思った人のうち、
実際に行動へ移すことができる人は2割もいないそうです。

しかし、ここが成果の分かれ目!
「とりあえずやってみる」精神で、チャレンジしてみてくださいね!

【今回のまとめ】
・待ちの姿勢だけではダメ! できることは「とりあえずやってみる」を大事に

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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