【Vol.583(2022.05.05)】流行っている教室は、笑顔いっぱい

今日のテーマは、テーマ名だけで完結しそうな内容です(笑)。

私が今までの訪問した教室やクライアント塾さまをみていると、
流行っている塾さんほど、教室内で笑顔が飛び交っています。

訪問させていただいた塾さんの数はゆうに300を超えていますので、
それなりの根拠もあると思います。

ポイントは笑顔が「飛び交う」です。

社員だけでなく、学生講師やスタッフさんも笑顔が多いということです。

さらに、学生講師やスタッフが常にニコニコしているということは、
指導を受けている生徒さんもニコニコしていると言えますので、
教室内にいる全員が笑顔ということになります。

一方で「生徒さんが少なくて、運営も経営もしんどそうだな」と感じる教室は、
塾長はじめ、みなさんどんよりされているんですよ

失礼ながら、本当に雰囲気が「暗い」のです。

暗いから生徒さんが集まらないのか、生徒さんが集まらないから暗くなるのかは
ニワトリとタマゴの関係かもしれませんが、笑顔のない塾さんは
やはり訪問した時点で重苦しい空気を感じますね。

また、笑顔が「飛び交う」までいかなくても、数名の社員さんは笑顔だという塾もあります。

もちろん誰にも笑顔がないよりはるかにマシですが、
やはりスタッフさんや学生講師さんに至るまで元気に笑顔で挨拶してくださる塾さんは、
純粋にこちらも気持ちがいいです。

従業員教育がしっかり行き渡っているのでしょう。

表面的に挨拶をしているのではなく、心からこの仕事を楽しんでいるのが伝わってきて
シンプルに「いい塾さんだな~」「この塾さん、好きだな」って思うんですよ。

このようにたった1日、1回の訪問という短い時間でさえ、
いい気分になったり、不快な雰囲気を感じたりするわけですから、
普段から通塾されている生徒さんは言わずもがなです。

笑顔が飛び交う教室はとても居心地がいいですし、
笑顔で接してくれる先生のもとで勉強ができると、
「先生にも喜んで欲しいから頑張ろう!」と思えるようになりますから、
結果として成績向上にも効果があります。

データまで取っているわけではなく、私の経験則的な部分もありますが、
この感覚を分かっていただける方も多いのではないでしょうか。

そこで弊塾も、笑顔が「飛び交う」教室になれるように、
まずは私と教室長、副教室長が率先して笑顔で周囲に接することを意識的にやっています。

ただ、その3人だけでは教室全体の影響力としてはまだまだ小さいので、
学生講師にも声かけや表情について自覚を持ってもらうことが大事です。

例えば弊塾では、年1回はANAのCAさんにお越しいただき、
「接遇&マナー研修」も開催しています(私は昔からANA派です・笑)。

【ANAビジネスソリューション、接遇&マナー研修】
https://www.abc.jp/service/anakenshu/manner/

1回2時間の研修ですが、挨拶のしかたから第一印象の与えかた、
コミュニケーションスキルの向上、言葉遣いなど、みっちりと基本を徹底する内容です。

ある程度の社会人キャリアがある私たちでも新たな気付きや学びが多い研修ですが、
学生講師にすれば社会に出る前にこうしたことを学べるのは大いにプラスになります。

特に就活前の講師にはとても好評で、
「研修のおかげで、採用面接でもしっかり話すことができ、内定を取れた」
と言ってくれる講師もたくさんいます。

他にも、私がこの研修で印象に残っていることがいくつかあるのですが、
その一つが「マスク越しでも笑顔かどうかは伝わる」ということでした。

マスク越しだからちょっと油断しても大丈夫、
笑顔を作っても相手には見えないから意味がないと思っていたら大間違いで、
本当の笑顔というのはマスク越しでも伝わるんですね~。

マスク着用がフォーマルになっているような社会情勢だからこそ、
マスク越しでも伝わる全力の笑顔を出せるようになりたいですね。

次にあいさつに関して。あいさつは、

あ・・・あかるく
い・・・いつも
さ・・・さきに
つ・・・つづけて

の意識だそうです。シンプルでわかりやすいですね!

「笑顔」とは少しテーマが離れましたが、笑顔と挨拶はそれぞれの関連性が非常に深いです。
笑顔で明るく挨拶したいところですね。

そして、こんな印象深い言葉もありました。

「小さいことほど丁寧に、当たり前のことほど真剣に」というものです。

学生講師だけでなく、私たち塾経営者や、ベテラン社会人も
ぜひ心に刻みたい、素晴らしい金言ではないかと思います。

「笑顔を作る」こと自体は難しいことではありません。

しかし、表面的に笑顔を作るのではなく、
心から相手へのほほ笑みを投げかける気持ちを持っていないと、
本当の笑顔が出てこないと思います。

そしてそれを、リーダーから率先垂範していくことが重要です。

「学生講師に指導しているが、なかなか笑顔にならない」という場合、
もしかしたら「学生講師が笑顔になれない原因」が自分自身にあるのかもしれない、
と顧みる気持ちを大事にしてみてください。

あなた自身いつも湿っぽい顔をしていたり、難しいた顔を浮かべたりしていませんか?
学生講師を駒扱いして、適当な対応していませんか?

当メルマガでもよくお伝えしている言葉ですが、やはり「自分が源泉」です。

逆に、私たちが良い源泉を生み出すことができれば、
教室は必ず笑顔が「飛び交う」ようになります。

数ある塾の中から自塾を選んでくれたことに改めて感謝をし、
笑顔で生徒さんを迎え入れ、笑顔で送り出しましょう!

【今回のまとめ】
・塾長から笑顔の率先垂範を

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安多 秀司 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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