【Vol.709(2023.07.19)】安多流・7つの身だしなみチェック

みなさん、夏期講習の準備でみなさん大忙しの日々かと思います。

ただ、人間誰しもそうですが、忙しいときは心にも余裕がなくなり、
そうした余裕のなさは、身だしなみにも影響しがちです。

身だしなみが乱れると、マイナスはあってもプラスなことは何もありません。
忙しい時期だからこそ、シンプルに身だしなみを整えておきませんか?

あえて失礼を承知で申し上げますが、塾関係者(教育関係者?)は、
一般の社会人と比べて身だしなみに無頓着な方が多いように感じます。

無頓着なだけならまだしも、残念ながら「だらしない」レベルの方も少なくないようです……

「教育にはそんなものは関係ない!」「塾は指導力で勝負!」と言われるかもしれませんが、
塾は「教育を題材にしたサービス産業」です。

そしてサービス業従事者であるなら、顧客に対する礼儀やマナーの一環として、
社会人たる最低限の身だしなみが必須だと思います。

ただ、身だしなみがイマイチな塾長さんが多いということは、
身だしなみがしっかりしているだけで優位に立てるわけです。

これだけで比較し選んでもらえるなんて、いい意味でラクの極みですよね(笑)。

いくら中身のある塾だとしても、見た目がだらしない塾長さんだと
保護者さん(特に女性であるお母さん)は生理的に嫌悪感を抱くものです。

深い理由やこだわりがあってだらしなくしている(そんな人いるのか……?)なら
さすがにもう何も言えませんが、中身がしっかりしているからこそ、
見た目で損をするなんてもったいない話なんですよ。

そこで今回は、私が意識している七つの「身だしなみポイント」について
お伝えしてみたいと思います。

1.服装

白や淡い色のYシャツがおすすめです。

ただし、暑い日が続きますので、Yシャツが汗を吸って悪臭の原因となります。
基本は1日ごと、汚れてなくても2日着たら洗いましょう。

また、夏場は長そで部分を重ね合わせて腕まくりをすることもあると思います。
その場合は、袖部分を2〜3回きれいに折り畳んだ後で着るようにしましょう。

着た状態で(着た後で)腕まくりをすると、折り目が乱れるので清潔感が損なわれます。

半袖のYシャツを着る方も多いと思いまが、
腕を少し上げるだけで、袖から脇が丸見えになりますので、
インナーにTシャツを着て見えにくい工夫をしておきます。

インナーのTシャツはVネック推奨です。

丸ネックだと、首元でTシャツが丸見えになり、高校生みたいに幼く見えてしまいます。

スボンもスラックスにしておくのが無難です。
ジーンズはカジュアルすぎるので個人的にはお勧めしません。

古臭いことを言うようですが、仕事(オフィシャル)な場でジーンズを履くのは、
教育関連産業という面からも、保護者さん目線で考えても、あまり適切ではありません。

トレンドもあるとは思いますが、一般的には清潔で無難な格好をしておくほうが良いです。

2.顔の手入れ

普段から保湿クリームや化粧水を塗る習慣をつけておきましょう。
肌に潤いをもたらし、肌年齢が若くなります。

恥ずかしながら、私も40歳をこえてからスキンケアに目覚めました(笑)。

若い時からこのあたりをしっかりしておられる塾長さんもおられますし、
そこと比べれば私も始めるのが遅いほうだと思いますが、
まずは「気づくこと」が大切だと痛感しています。

髪も1〜1ヶ月半に1度はカットしておきましょう。
ボサボサと思われた時点で印象が悪くなります。

テニスやゴルフなどされる方は、日焼け止めクリームは必須です!

あと、マスクを取ることも増えてきましたので、毎日の髭剃りも必須ですよ。
清潔感のない無精髭はさけましょう。マイナスにしかなりません!

3.ムダ毛の手入れ

鼻毛・耳毛・眉毛の「三大ムダ毛」のお手入れをきちんとしておきましょう。

先生が「鼻毛がこんにちは状態」だと、特に生徒さんのような若い世代はそこに気を取られ、
勉強に集中できなくなります。

鼻毛カッターでのメンテを毎日のルーティンにしましょう。
鼻毛ワックスもめちゃくちゃおすすめです。

また、眉毛も定期的に長さを揃えるなどしておくことが大切です。

たまに1センチを超える丈夫な眉毛も出現しますから、
週に1回は眉カットして形も整えておきたいところですね。

それと、盲点なのが耳毛です。

鏡で自分では確認しにくい部分でもあるため、
「耳毛ボーボー」になっていても気付かないことが多いんですよ。

男性ホルモンの影響で、加齢とともに耳毛が生えやすくなるそうですし、
耳の穴の中で結構な長さにまで伸びていることもありますので、
これも鼻毛カッターなどでカットしておきましょう。

4.爪の手入れ

意外にも手入れを怠りがちなのが、伸び切った爪です。
こまめに切るよりも、ある程度伸びてから切る人が多いのかもしれません。

爪の白い部分は0.5〜1ミリぐらいにしておくのが無難です。

ファッションで一部の爪だけ伸ばす方もおられますが、
塾の中では避けた方がいいと思います(引く生徒さんもいますので)。

逆に深爪も良い印象を与えませんので、注意しておきましょう。

特にお母さま(女性)は、人の手元をよ~く見ていらっしゃいますよ!

5.姿勢

実は私自身も、昔から猫背で姿勢が悪く、見た目が良くありませんでした。

そのため最近は、意識して胸を張るようにするほか、
椅子の背もたれをできるだけ使わないようにすることで、猫背にならないようにしています。

姿勢は意識するだけで改善できることですし、お金も時間もかかりません。
それだけで相手に良い印象を与えられるのであれば、やらない手はないと思いませんか?

ついでに、姿勢が良くなるだけで仕事ができる人っぽく見えるので、
姿勢が良ければ仕事ができると自分に暗示をかけています(笑)。

6.臭い

当メルマガでもよく取り上げている話題ですが、特に夏場は汗をかきます。

普段は体臭の強くない人でも、
汗の匂い(正確には汗や皮膚の汚れをエサにした細菌がつくり出したニオイ物質)はよく分かるものです。

自分では気にならない匂いでも、他人からすると気絶モノになる場合もあります。
少しオーバーに「自分は臭い」という認識を持っておくくらいでちょうどいいです。

汗拭きシートや制汗スプレーを活用しましょう。

また、夏期講習は教室の滞在時間が増えて足がむれやすいので、
足の制汗スプレーもあると良いかもしれませんね。

また、口臭予防も非常に重要です。

昼間から生徒さんに接する夏期講習中は、
昼食にカレーやキムチなどの匂いが強いメニューをとるのは避けほうが無難です。

キムチの匂いをプンプンさせながら授業をする先生なんて、私なら普通に嫌です。

もちろんキムチ自体に罪はありませんので、どうしてもキムチを食べたい人は、
休みの前日に好きなだけ食べましょう(笑)。

夏期講習中は常に生徒さんがいるので、水分を取ることを忘れがちですが、
口の中が乾燥すると菌が発生しやすく、口臭の原因にもなります。

水分をしっかりとって、定期的に歯磨きの習慣をつけておきましょう。

7.笑顔

これは身だしなみではないかもしれませんが、
第一印象は最初の数秒で決まると言われますよね。

自分が常にニコニコしておけば、周りも自然とニコニコとなり、
教室全体が良い雰囲気になります。

以前、ANAのCAさんにマナー研修をしていただいた際、
「お客様と目があってからニコニコするのではなく、
目が合う前からニコニコしておきましょう(=常に)」と教えていただきました。

ホスピタリティのプロに言わせれば、
目が合ってから笑うのは「作った笑顔」であるということなんでしょうね。

いかがでしたでしょうか。
教務的なことは一切ありませんし、特別な才能や技術、努力が必要なことでもありません。

逆に、心がけ次第で簡単にできることだからこそ、
「それさえできない」のは問題だとも言えます。

身だしなみを整え、見た目はすっきりしつつ心の中はアツい、
そんな夏期講習にしたいですね。

一緒にがんばりましょう!

【今回のまとめ】
・塾の中身以前に、あなたの身だしなみで入塾の可否が決まることも多い
・塾業界では、身だしなみに意識するだけでむしろチャンス!

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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