【Vol.991(2026.03.21)】クチコミを集めるために必要なこと

先日、株式会社POPERさまと共催で、
「クチコミを“集め”て“広げる”仕組みの作り方」セミナーを開催させていただきました。

【クチコミを“集め”て“広げる”仕組みの作り方】
https://r-partners.jp/1931/

Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)で
クチコミを上手に集めておられる個別教育クラーク・山本涼太郎先生と、
4,000以上の塾さんが登録する塾ポータル・ジュクサガスの田口健吾先生にご登壇いただき、
クチコミの集め方や広げ方についてお話しいただきました。

僭越ながら私が司会を担当させていただきましたので、今回のメルマガでは、
セミナーでお二人のお話を聞いて感じたことをシェアしてみたいと思います。

結論から言えば、耳にタコができるぐらいいつもお伝えしていることですが、
「クチコミの数を増やすのも質を高めて広げていくのも、教室の内部充実がすべて」
だということです。

山本先生や田口先生が集める方法などをご教授くださいましたが、
お二人がおっしゃることに共通していたのは、
「まず保護者さん・生徒さんとのコミュニケーションや信頼関係ありき」。

それがあって初めてクチコミをしてくださったり、
web上での写真掲載許可をいただけたりという流れになります。

もちろん、クチコミしたくなるタイミングはきちんと見計らって、
タイミングよく仕掛ける必要もありますがそれは、それはあくまで次のステップの話です。

そもそも保護者さんや生徒さんの満足度が高くなければ、
「満足もしてないのに、なんで書かないといけないの」と思うのは当然ですし、
むしろネガティブな書き込みをしたくなるかもしれません。

クチコミをどう広げていくかはテクニックとして確かに重要ですが、
力を注ぐべき順番を間違えてはいけないということですね。

先週の弊塾の話ですが、お問い合わせ2件をいただきました。

1件は、2年前の卒業生の保護者さんからで
「お兄ちゃん同様、弟をビシバシお願いしたい」というもの。

もう1件は「友達が『とても良くしてくれる塾なのでオススメ』と言っている」というものでした。

いずれも、塾を評価してくださっている前提があってのお問い合わせです。

セミナーで司会をしつつ、これらのお問い合わせを思い出し、
改めて中身を高めていくことの重要さを感じておりました。

また「内部充実を高めないといけないのは分かるが、具体的にどうしたら高まりますか」
とご相談を受けることがあります。

その場合、まず大事なのは、自塾の方針を明確にしておくことです。

前回の当メルマガでもお伝えしましたが、自塾がどの価値を優先し、
その理由を明確に生徒さんや保護者さんへ伝えることが大切だと思います。

【赤飯を出すか、出さないか。どちらも正しい(3/18配信分)】
https://r-partners.jp/1972/

「誰も傷つけない教育」は原理的に存在しないという認識を持った上で、
「誰のための、どういう教育なのか」を改めて自らに問い、実践し、発信してみてください。

そこに共感してくださる生徒さんや保護者さんに入塾いただき、
膝を突き合わせた対応をしていくことが内部充実を高める最短ルートと言えます。

すべての人に満足してもらえればそれは理想ですが、
そんな学習塾はこの世には存在しません。

結局は、自分たちがブレない軸を持ち、
それを一つずつ丁寧に形にしていった結果が「内部充実」なのです。

上述したきょうだい・友人からの紹介に照らしても、

・高3になったら強制自習
・夏は毎日12時間勉強

といった弊塾の厳しい方針を明確にして運営し、
そこにご理解とご満足をいただけていたからこそ、
「じゃあ弟も」「じゃあ私も」という流れになったと考えられます。

逆に、自分のペースでゆっくりとみてもらいたい生徒さんや保護者さんであれば、
「なに、この塾! 束縛ばっかりして最悪!」となっていたでしょう。

もちろん、その考え方が「間違っている」のではなく、弊塾に「合わない」だけなのです。

したがって「満足度を上げるポイント(コツ)」という観点で言うならば、
入り口の段階で生徒さんと保護者さんに対し、
明確に自塾の方針を伝えて理解してもらうことです。

その相互理解がないまま入塾してもらっても絶対にトラブルになります。

目先の売上や生徒数が気になるのも分かりますが、
結果としてより大きなリスクとなって返ってくる可能性が高いです。

そして入塾後は、ご家庭との二人三脚となり、
生徒さんの目標を達成できるように伴走していく……それが内部充実を高めます。

「内部充実」と聞くと、サービス業的視点で
あれもこれも取り入れるイメージがあるかもしれませんが、
そうではなく「我が塾はこれ!」という指針を示すことから始まるのです。

もちろん、友人紹介やきょうだい紹介だけだと、生徒数が安定しない場合もあるでしょう。

だからこそ、現生徒や卒業生、そして保護者さんの協力を得て、
良質のクチコミを書いてもらい蓄積することで、
塾を探している新規のご家庭(一見さん)にアピールすることができます。

その一見さんに来ていただき満足度を上げ、ファンになってもらい、
クチコミを書いてもらうというスパイラルを作っていくことが大切です。

内部充実度を高めるだけ、外にしっかりアピールするだけでは
教室運営は厳しい時代になりました。

単純に子どもの数が減っているからです。

昔は、内部充実を高めるだけでも(広報に力をいれなくても)かなりの紹介数がありましたし、
チラシさえ大量にまけば、(言い方は悪いですが)たいして中身のない塾でも
それなりの数の生徒さんが集まっていました。

もうそんな時代は再来しません。

両方の柱を確立できていることが大切です。

ちなみに今は、塾を探す際に生成AIに頼る人も増えているようです。
「○○市で評判のいい塾は?」みたいに聞く時代です。

その際のリソースも、ネットに書き込まれたクチコミだったりします。

ぜひみなさんの塾を生成AIに分析してもらってください。
みなさんの塾の強み(=客観的評価)を教えてくれると思いますよ!

【今回のまとめ】
・クチコミを増やすにも広げるにもまずは内部充実!
・それを理解した上で、内部充実と情報発信の両方に力を入れる

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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