クライアント塾さんに伺って、定期的に社員研修をさせていただく機会があります。
ちょうど先日、実施した研修テーマの一つが
「内部充実を高めるための具体的な取り組み」でした。
弊塾で行っている取り組みを事例にお伝えしたものです。
今回は、その際にお伝えした内容の一部をかいつまんで5点に絞り、
メルマガ読者のみなさまにも少しおすそ分けできればと思います。
(※有料研修であるため、メルマガでは情報の一部のみ公開とさせていただきます)
特異的な内容ではなく、ごくごく当たり前のことばかりなのですが、
逆に言えば「当たり前のことすらできていないから生徒さんが増えない」とも言えますよね。
意外と見落としていることもあるかもしれませんので、
少しでも参考になる部分があれば幸いです!
さて、ここでご紹介する弊塾の取り組みは以下の通りです。
(1)保護者さんとの密な連絡(LINE・Comiru・電話)
(2)入試説明会の実施(年2回/オンライン)
(3)ダブルサポートシステム(個別指導)
(4)静かな教室環境作り(ルールの徹底)
(5)1on1(受験生は2週間に1回、非受験生は月1回)
見出しでだいたいイメージがつくかもしれませんが、一つずつ説明していきますね。
(1) 保護者さんとの密な連絡(LINE・Comiru・電話)
何かあった時にはすぐ保護者さんへ連絡するのが基本です。
「何か」というのは例えば、「生徒さんの顔がいつもより暗い」、
「思ったよりテストで得点できなかった」、「遅刻が続いている」、
「普段遅刻しないのに、遅刻した」などです。
生徒さんに、そんな「いつも通りでない」様子が見えたら、すぐに連絡をするようにしましょう。
たいていはこちらの考えすぎで「(家庭では)元気ですよ~」という場合が多いですが、
中には「そうなんです、実は親子ゲンカをしてしまって」とか、
「部活で友達と揉めているみたいで」なんてと答えが返ってくることもあります。
保護者さんでさえ、生徒さんの小さな変化を見落としてしまっている場合もありますので、
やはり意識的に生徒さんの様子を見ておく必要があります。
こうした連絡を日頃から行っておくことで、
少しずつですが保護者さんからの信用が増していきます。
実際に問題を抱えていたかどうか、解決できるかどうかは別の問題で、
「気付いて、連絡した」という事実が大事なのです。
逆の立場で考えたら、どう考えてもプラスに働くということがお分かりいただけると思います。
弊塾では、今でこそ教室運営システムの「Comiru」やLINEでの連絡が増えましたが、
10年ほど前までは、受話器が手と一体化しているのではないかと思うぐらい、
ひたすら何かしらの家庭連絡を行っていました。
ツールは問いませんので、みなさんも、
保護者さんと最も連絡がつきやすい方法でコミュニケーションを取ってみてください。
(2) 入試説明会の実施(年2回/オンライン)
個別指導塾では、保護者さんと
長期休み前の個別面談(年3回)を実施するところが多いと思います。
基本的な内容は、生徒さんの状況報告に加え、
長期休み中の講習会の提案がメインではないでしょうか。
こうした個別面談の実施はマストとして、これに加え、
受験学年に対しては「入試説明会」などを実施することをお勧めします。
弊塾では年2回(6月・11月)に入試に向けたガイダンスや、
長期休み中の勉強への取り組み方などを、オンラインで実施しています。
コロナ前は、保護者さんを教室にお招きして実施していましたが、
コロナを機にオンラインに切り替え、アーカイブも送信してご視聴いただいています。
そして、それらを見ていただいた上で個別面談にお越しいただくという流れです。
この形のよいところは、詳しい入試の仕組みや長期休みの過ごし方などを事前に伝え伝え、
前提認識を共有した上で面談に臨めるため、面談のたびに同じことを伝えたり、
その分の時間の無駄を排除してより深い面談を実施できるようになることです。
生徒さんの様子を話りたり、個別カリキュラムの微調整をしたりできて、非常に有意義です。
個別指導塾の場合、こうした入試説明会などを実施していないところが多いように感じます。
差別化にもつながりますので、ぜひ実施してみてください!
(3)ダブルサポートシステム(個別指導)
これは私が勝手に命名したシステムなのですが、
1:2の個別指導の場合、どんなに指導力がある講師でも、
各生徒さんへの時間配分を完璧にこなすことは難しいです。
例えば、1人の生徒さんを指導中にもう1人の生徒さんが問題を解き終わって、
手持ち無沙汰になり暇そうにしていることってありますよね。
これは構造上仕方がないのですが、そんな場合に弊塾では、
教室長や私がスッとそばまで行き、手が空いた生徒さんのフォローに入ります。
「(もう一方の生徒さんの)解説が終わるまで、次の問題を進めておこうか」や
「やったところ、丸つけしておこうか」などの声掛けです。
また「部活の調子はどう?」といった、雑談を挟んだりもします。
ちょっとしたことかもしれませんが、こうした「繋ぎ」一つでも
生徒さんの満足度も変わりますし、担当講師も中途半端な対応にならずにすみますから、
みんなが幸せになれる仕組みではないでしょうか。
みなさんもぜひ実施されてみてください。
そのためには、教室長や社員さんが授業を多く持つのではなく、
しっかり巡回できる仕組みを作っておくことも大事ですよ。
(4)静かな教室環境作り(ルールの徹底)
これも当メルマガでは幾度となくお伝えしてきましたが、
弊塾は「静かな環境で、しっかり勉強したい」生徒さんを最優先する塾です。
自習室での私語などありえませんし、注意しても直らないようなら、
退塾勧告からの退塾への流れとなります。
もちろん入会の際に教室ルールをしっかり理解した上で入塾してもらっていますし、
そこは形骸化させないよう、きっちり守ってもらうことが大事です。
自習室に「私語禁止」と張り紙をしている塾さんは多いでしょうが、
徹底してルール運用できている塾さんは少ないように感じます。
しかし、私語の問題に限らず、ルールを決めたのであれば、
それをきっちりと守る姿勢が大切です。
ここをルーズにしてしまうと、一事が万事、
他のルールも含めて教室全体でルーズな空気が作られていきます。
塾さんによって目指す形や色があると思いますが、
決めたルールは絶対に守ってもらう仕組み(文化)を作ることが大切です。
厳しいことを言っているように感じられるかもしれませんが、
「生徒さんがルールを守らずに困っている」という場合、
塾長のオペレーションに問題があるケースがほとんどだったりします。
「自分が源泉」というやつですね。
もし心当たりがあれば、ぜひ改善してください。
(5)1on1(受験生は2週間に1回、非受験生は月1回)
弊塾では、がっつりではなくライトな形の1on1を行っています。
時間で言えば1回5〜10分ほどでしょうか。
「最近どう?」、「先週言ってた、あの話どうなった?」みたいな雑談が中心です。
目的は、先生に気軽に話ができる環境を作ることです。
たった5分かもしれませんが、
マンツーマンで話せばコミュニケーションがどんどん深まりますし、
私たちだけでなく、生徒さんにとっても非常に有益なものとなります。
部活で来られなかったり、数を捌けなかったりするので、
基本的には授業中に呼び出す形にしています。
たとえ雑談でも「1on1も授業の一環」という考えでやっていますし、
授業中だけからこそこちらも早く終わらせようとするので、
ダラダラした話にはなりにくい傾向がありお勧めです。
それでも、志望校の話や最近の悩みなどを話しだす生徒さんもいますし、
あまりに重い内容になりそうであれば、別日にしっかり時間をとるようにしています。
いかがでしたでしょうか?
いつも通り、当たり前のことを書いただけですが、
上記以外にも素晴らしい取り組みがたくさんあるはずですし、
後はそれを実践できているかどうかがだけです。
私も偉そうに言ってはいますが、まだまだ見落としている部分、
気付きさえすればもっとやれる部分もあるのではないかと思っています。
お互い気を引き締めつつ、一緒によい教室を作っていきましょう!
【今回のまとめ】
・いいなと思ったことを実践できるかどうかがポイント
・再現性が高く、誰でもできることも多い
