【Vol.659(2022.01.25)】日頃の人間関係が、ご縁に繋がる

先日、私が以前から「お会いしてお話ししてみたい」と思っていた方に
偶然巡り会うことができました。

今井紀明(いまい・のりあき)さんです。

D×P(ディーピー)というNPO法人の理事で、「10代をひとりにしない。」をキャッチに、
不登校・中退・経済的困難など、さまざまな境遇にある10代を
孤立させないセーフティーネットを立ち上げ活動されています。


【認定NPO法人D×P(ディーピー)】
https://www.dreampossibility.com

私のFacebook上の友人の何人かが今井さんと友達でつながっており、
今井さんの記事がたまに私のタイムラインにも流れてくることがありました。

その内容や活動に激しく共感し
「実際にお会いして話を聞いてみたいな」と思っていたんですよ。

なぜなら、弊社は現在、学習塾と通信制高校サポート校を運営しているからです。

これに加え、最終目標として、「経済的に塾に通えない子どもへ無料塾」や
「こども食堂」を地元で展開したいという思いもあります。

そのため、以前の当メルマガでもヤングケアラーをテーマに取り上げましたこともありました。

【意外と多い!?ヤングケアラー(Vol.642)】
https://r-partners.jp/580/

私は、弊塾・個別教育フォレストや通信制高校サポート校を軌道に乗せ、
お金が回る(利益を出す)仕組みをつくることによって、
無料塾や子ども食堂を永続的に行いたいと考えています。

また、資金の部分がクリアしたとしても、無料塾やこども食堂を行う場合、
いろいろな課題や問題点などもあるでしょう。

勉強不足の私では知らないことや、思いもつかないケースが多々あるはずです。

ですので、実際に行われている現場を見学させていただいたり、
現場スタッフさんからご指導いただきたいと思っていました。

それが先日、私の仕事仲間でもある友人から会食にお誘いいただいたのですが、
なんとそこに今井さんもいらしたのです!

スケジュールの都合で友人は後からの合流となり、
最初は初対面同士である今井さんと私しかいないという謎環境でしたが(笑)、
今井さんは本当に気さくで、友人が到着したときにはすでに二人で盛り上がっていました。

気さくなだけでなく、オーラを感じましたね。
人を巻き込むパワーと情熱、取り組みへの信念がそうさせるのかもしれません。

取り組み内容のこともたくさんお聞かせいただきましたが、
10〜20代を孤立させないためにNPOを立ち上げて、
たくさんの人を巻き込んで問題解決に向けて突き進む……

その姿勢は、尊敬のひとことです。
世の中にはすごい人がいらっしゃいますね。

今回、友人からのお誘いで素晴らしいご縁をいただきました。

友人が声かけしてくれなければ、今回の出会いはなかったわけで、
友人の中で「近くまで来たから安多と久しぶりに会ってみよう」と
思ってもらえていたことがとても嬉しかったです。

彼とは10年間来の付き合いになりますが、そんなに頻繁に会う間柄ではありません。
それでも誠実にやりとりを続けたことが、信用に繋がったのだと思いたいです。

何が言いたいかというと、「信用は日々の積み重ねによるもの」だということです。
当たり前ですが、とても大事なことだと思います。

日頃の人間関係が、素敵なご縁になったできごとでした。

みなさんも同じようなケースがあるかと思いますが、
これからもこういった場面が増えるように、毎日誠実に仕事をして、
信用を積み重ねていきたいですね。

今井さんからも、たくさんのことを学ばせていただきたいと思ってます!

ちなみに食事をした翌日、今井紀明さんからメールをいただきました。

とても素敵な内容でしたので、許可をいただき、塾の先生向けに加筆していただいて、
当メルマガに掲載させていただきます。

ぜひご一読いただき、共感いただけるようでしら
D×Pさんの活動への支援もお願いできると嬉しいです。

以下、今井紀明さんより
〜〜〜〜〜

<「電気ガスが止めらている」 10代のオンライン相談の現場報告>

11期目になる認定NPO法人D×P(ディーピー)の代表を務めている今井紀明と申します。

2億円ほどの財務規模のNPOで、運営費の8割は寄付です。

運営している相談サービス「ユキサキチャット」には、
全国約1万人を超える高校生・若年層の登録があり、
不登校や虐待、中退、困窮状態にあるという相談を毎日、毎日受けています。

ユキサキチャットからオンラインで相談に乗り、
就職や進学、公的支援まで繋げていますが、食糧支援や給付支援も実施してきました。

2020年6月から実施してきた食糧支援は累計9万食を超え、
現金給付は4,700万円を超えました(2022年11月30日現在)。

このうちの半分以上は、この1年以内で実施していますが、若者たちの暮らしは、
緊急事態宣言やまん防が続き、物価上昇が激しいここ2年が、一番厳しいと感じています。

「ガスや電気を止められました」「家賃を滞納しています」、
あるいは「親から殴られて」「死のうと思っています」という厳しい相談が続いています。

相談はすぐに解決する場合もあれば、数ヶ月、1年単位でかかることもあります。

相談者との相性などを考えて担当の相談員を決め、
チャットとLINE通話、zoomなどを駆使して信頼関係をつくりながら関わっていき、
必要な場合は自治体の生活保護担当をしている福祉課や子育て支援、
児童相談所にも連絡をし、企業や他のNPOとも連携して相談者が頼れる先をつくっています。

ユキサキチャットには、親に頼れないという共通点をもとに
15歳から25歳の様々な方が相談にきます。

高校生のヤングケアラーや、一人暮らしで自分で学費を稼いでいる方、
大学生などさまざまです。

私はもともと海外支援の現場で国内避難民キャンプに行ったり、
学校増築などもさせていただいたことがありますが、いま取り組んでいる支援は
海外でやってきたことを日本で行っている感覚です。

子どもたちは家にいます。屋根のある家に。

しかし、そこには食べ物がなく、電気やガスなども止められています。

その子たちを僕らは見つけ出す必要があるのです。
アウトリーチして、サポートしなければなりません。

なぜこんなことになっているかと言えば、残念ながら、国の若年層支援が弱すぎるからです。

だから私は、できることを民間から作りたいです。

一緒になって10代や若年層を支援することができればと思っています。
可能であればぜひ1度リンク先をご覧いただき、寄付をお願いしたいです。

認定NPO法人D×P(ディーピー)
困窮する10代|LINE相談と食糧・現金の支援。寄付で生活を支える | 認定NPO法人D×P(ディーピー) 親や家族を頼れない若者が困窮すると、より孤立が深まります。ユキサキチャットは、食糧支援や現金給付と継続した相談で生活安定につなげます。日本の10代を寄付でサポート...

〜〜〜〜〜

いかがでしょうか。
ぜひ、子どもや若者たちのために、ご協力をお待ちしています。

ちなみにメルマガのコア読者さんはすでにお気づきかもしれませんが、
弊社主催で今井さんの講演を開催できないか画策中です(笑)。

乞うご期待ください!

【今回のまとめ】
・誠実な対応がご縁に繋がる
・D×Pへのご協力をよろしくお願いします

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安多 秀司のアバター 安多 秀司 株式会社リアル・パートナーズ代表

大学卒業後、京都・滋賀・大阪・兵庫等に教室を持つ「成基の個別教育ゴールフリー」に入社。
最年少教室長として、川西教室(兵庫県)で3年間務める。その後、「スタンダード家庭教師サービス」を運営する株式会社スタンダードカンパニーに入社。「個別指導塾スタンダード」の立ち上げに尽力し、事業責任者として30数教室の 新規展開を行う。
その後独立し、平成20年7月「個別教育フォレスト」を設立。開校1ヶ月で35名の入会があり、わずか1ヶ月で損益分岐点を超える。現在はキャンセル待ちの塾として地域No.1の個別指導塾を運営している。
今でも現場主義を貫き、常に通塾中の顧客に対して満足度を高める工夫を実践している。

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